【ドコモ2020年4Gスマホ】お手頃価格の4モデル、どれ選ぶ？

• 左から順に「arrows Be4」「Xperia 10 II」「Galaxy A41」「LG style3」

NTTドコモが2020年夏モデルとして発表した4G LTEスマートフォン「arrows Be4」「Xperia 10 II」「Galaxy A41」「LG style3」4モデルのレビューから、見どころを紹介します。どの機種も5万円以下とお手頃価格です。

今回紹介する4モデルはいずれも4G LTE/3G対応。ドコモでは5Gサービスも展開していますが、これらのスマホでは使えません。

NTTドコモは5G基地局を、2021年6月末に1万局、2022年3月末に2万局に増やす予定です。ただし実際に5Gが全国の幅広いエリアで使えるようになるまでには少なくとも1年はかかることが見込まれます。

最新のハイスペックを求めるのでなければ、まだエリアもごく限られている5G対応モデルではなく、4G LTEモデルを選んでも十分に活用できるでしょう。

国産×防水の安心感。きめ細やかな機能も魅力「arrows Be4 F-41A」

4モデルの中でも最も低価格な「arrows Be4 F-41A」。ドコモオンラインショップ価格で税込23,760円で購入できます。この価格帯でも防水・防じんやおサイフケータイに対応。指紋認証も付いています。国内工場製という安心感も魅力です。

注目は「Exlider（エクスライダー）」。指でなぞって快適にスクロール操作ができる便利な機能です。負荷の高いアプリを動かすにはパワー不足の感がありますが、WebブラウザーやLINEがほとんどという使い方ならまずは試してほしい1台です。

• arrows Be4 F-41A。ご時世柄うれしい“スマホのまるごと洗浄”が可能で、「泡ハンドソープや食器洗剤による手洗い」による動作が検証されています

縦長シネマ画面の入門機「Xperia 10 II SO-41A」

シネマサイズのディスプレイを備えた新生Xperiaシリーズ。Xperia 10 IIはその入門にピッタリなモデルです。ドコモオンラインショップでの価格は税込41,976円。

縦長ディスプレイで2つのアプリの操作も快適。近年のハリウッド映画を観るときは画面の長さをフルに生かして「映画を手に持っている感覚」で表示できます。デュアルカメラでは、シネマ風のフィルター撮影も可能。イヤホンジャックも備えており、エンタメを楽しむのに好適です。

• Xperia 10 II SO-41A。特徴的な縦長画面では、例えばマップ（画面上）を開きながらポケモンGO（画面下）を同時に開いて遊べます

スタイリッシュな有機EL＋三眼カメラ「Galaxy A41 SC-41A」

Galaxy A41 SC-41Aは税込37,224円という価格ながら、スタイリッシュなボディに三眼カメラ、イヤホンジャックや防水・おサイフケータイなど、機能をぎっしり詰め込んだスマホです。

CPUは日本向けでは初となるMediaTek製で、価格なりに性能を抑えた印象もありますが、スタイリッシュなデザインと充実した機能を兼ね備えたGalaxyブランドらしいモデルとなっています。

ディスプレイは有機ELで、珍しい「画面内指紋認証」に対応。カメラはダイナミックな超広角を撮れるほか、「動画に手書き」するARアプリなど、ちょっと自慢したくなる楽しみがいっぱい。Galaxyならではのプリインアプリの充実ぶりも必見です。

• Galaxy A41 SC-41A。家にいる機会が多くなったいま、FMラジオ機能も魅力。有線イヤホンで楽しめます

4万円なのにCPUはトップクラス「LG style3 L-41A」

LG style3 L-41Aは低価格ながら滑らかな操作感が持ち味のモデル。税込41,976円という価格にして、CPUにはかつてのハイエンドスマホにも搭載された、Snapdragonの最上位シリーズを採用します。

高性能なチップを核としているだけに、動作の安定感はバツグン。耐衝撃仕様のボディに解像度高めな有機ELを搭載する一方、メモリは4GB、ストレージは64GBとやや少なめ。求められる機能の取捨選択が徹底している手堅いスマホとなっています。

• LG style3 L-41A。小技の効いたアプリが充実しており、たとえば初期搭載のメモアプリは手書き入力や音声メモにも対応するなど高機能な作りになっています

ドコモ2020年4Gスマホ4機種スペック