大日本印刷(DNP)は6月5日、オンライン診療向けに「画像補正サービス」の提供を開始することを発表した。

  • オンライン診療時の画像の色を補正するサービス

    オンライン診療時の画像の色を補正するサービス

同サービスは、患者が自宅から出ることなく、1cm角程度の小さいカラーチャート「CASMATCH(キャスマッチ)」を頬などに貼って撮影すると、専用サーバーがCASMATCHの色を基準に画像の色調を調整し、病院にいる医師が遠隔のパソコン上で患者の顔色や患部の色などを適正に見て、診断に役立てることができるもの。

また、CASMATCHには1mmの目盛りが印刷されているため、医師がパソコンでサイズを補正することも可能だということだ。これにより、画像が暗い、写真の縮尺が違うといったトラブルを解消できるとしている。なお、CASMATCHの販売は、医療機器販売のベアーメディックが行う。

  • 画像の明暗や縮尺の違いによるトラブルを解消

    画像の明暗や縮尺の違いによるトラブルを解消