次期Windows 10のフィーチャーアップデートは2020年5月の提供開始が予定されている。一般的には、2020年6月以降にWindows Update経由でアップグレード可能になる見通しだ。この新しいフィーチャーアップデートで提供される新機能や変更点に関しては、次のページに説明がまとまっている。

  • What's new for Windows 10 Insider Preview Builds (20H1)

    What's new for Windows 10 Insider Preview Builds (20H1)

BetaNewsは4月18日(米国時間)、「What's new in Windows 10 May 2020 Update?」において、こうした新機能のうち、特に興味深い機能を簡単に紹介した。次期Windows 10の特徴的な機能を知る上で参考になる。

取り上げられている新機能や変更点は次のとおり。

  • Cortanaのアップデート。これまでのようにタスクバーに固定されることはなくなり、自由に移動やリサイズが可能。機能そのものが改善されており、これまでよりも多くの作業をこなすことができる
  • Windows検索機能の改良。特別なアルゴリズムを使ってディスク量を管理するとともに、ファイルインデックスの作成時間の制御を改善。検索時にスペルミスを実施できるようになったほか、天気予報といったオンライン情報を見つけるクイック検索機能も用意。すべての機能を新たなUI/UXに統合
  • WindowsでLinuxバイナリを実行する機能の新バージョン「WSL 2 (Windows Subsystem for Linux version 2)」を導入。完全なLinuxカーネルを使用するようになったほか、メモリ使用量を削減、ほかのコンポーネントと同様にWindows Update経由でアップデートされるように変更
  • 仮想デスクトップにおいて、再起動後も設定を保持するように変更。個々のデスクトップの名称を設定を可能に変更
  • これまではコントロールパネルで実施する必要があった設定を設定アプリから操作できるように変更
  • Swiftペア機能を改善しBluetoothデバイスの接続をより迅速化および簡素化
  • タスクマネージャにグラフィックカードの温度を監視する機能を追加
  • セーフモードでWindows Hello PIN機能に対応
  • より多くの顔文字に対応

次期Windows 10フィーチャーアップデートへ向けた取り組みは順調に進んでいるように見える。このまま特に問題がなければ、スケジュール通りにリリースが実施されると見られる。