TIOBE Softwareから、2019年9月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。

2019年9月におけるインデックスは次のとおり。

順位 プログラミング言語 インデックス値 推移
1 Java 16.661%
2 C 15.205%
3 Python 9.874%
4 C++ 5.635%
5 C# 3.399%
6 Visual Basic .NET 3.291%
7 JavaScript 2.128%
8 SQL 1.944%
9 PHP 1.863%
10 Objective-C 1.840%
11 Groovy 1.502%
12 Assembly language 1.378%
13 Delphi/Object Pascal 1.335%
14 Go 1.220%
15 Ruby 1.211%
16 Swift 1.100%
17 Visual Basic 1.084%
18 MATLAB 1.062%
19 R 1.049%
20 Perl 1.049%
  • 9月TIOBE Programming Community Index / 円グラフ

    9月TIOBE Programming Community Index / 円グラフ

  • 9月TIOBE Programming Community Index / 棒グラフ

    9月TIOBE Programming Community Index / 棒グラフ

TIOBE Softwareは発表の中で、PHPが長期にわたって下落傾向を続けている点を指摘。当初はWebデザインにおけるVisual Basic的な位置づけで人気を博したが、脆弱性の発見が多く、さらにWeb開発の共通言語としてJavaScript、TypeScript、Pythonが台頭してきたことを指摘。これまでPHPを使ってきたFacebookがPHPの代替としてHackに取り組んでいることなどにも言及し、今後の動向が注目されると説明している。

TIOBE Softwareの報告によれば、PHPは2005年頃をピークに、その後はインデックス値を減らし続けている。2019年9月は9位につけているものの、10位は11位との差は少ない。現在と同じ動向が続いた場合、PHPがトップ10から外れる可能性がある。