Googleは1月9日(米国時間)、「Google Online Security Blog: Google Public DNS now supports DNS-over-TLS」において、同日からGoogle Public DNSにおいて「DNS-over-TLS」の提供を開始したと伝えた。同サービスを利用することで、これまでよりもプライバシー保護を進めることができるほか、DNSリゾルバの通信を偽造するといった攻撃を回避しやすくなるとされている。

Googleは8年ほど前から「Google Public DNS」と呼ばれるサービスを提供している。Google Public DNSはユーザーにより正確なDNSサービスを提供することを目的としており、8.8.8.8または8.8.4.4という覚えやすいIPv4アドレスが割り当てられていたことから多くのシーンで利用されるようになった。

  • Get Started|Public DNS|Google Developers

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今回、GoogleはTLSを使うことによるオーバーヘッドを最小限に抑えつつ「RFC 7766: DNS Transport over TCP - Implementation Requirements」を実装したとしており、Android 9 (Pie)デバイスのユーザーはすでにこのサービスを利用することができる。DNS-over-TLSを利用する方法は「Get Started|Public DNS|Google Developers」に説明がまとまっている。