Andy Lutomirski氏はこのほど、Linuxカーネルメーリングリストに投函した「Can we drop upstream Linux x32 support? [LWN.net]」において、メインストリームLinuxからx32アーキテクチャのサポートを削除してはどうかと提案した。

Lutomirski氏はx32を使っているユーザーがいるのかどうかはっきりしないことなどを指摘するとともに、CONFIG_X86_X32をBROKENにしてリリースを行い、特に苦情がでなければ関連するコードを削除してはどうかと述べている。

  • Can we drop upstream Linux x32 support?

    Can we drop upstream Linux x32 support?

x32はアプリケーションバイナリインタフェースおよびそれに関連する技術などを指す言葉。この機能を利用するとx86-64命令セットを利用しつつ、さらに32ビットポインタのオーバーヘッドを回避することができる。仮想アドレス空間は制限されるものの、処理速度は高速化が期待できると評価されている。

しかし実際には、この機能がどの程度実際に使われているのかわからないという状況にあり、ユーザーがいないのであれば削除してソースコードの見通しを良くしようというのが今回の提案となる。Linus Torvalds氏は今回の提案に賛成の意を示している。