ヒューマンテクノロジーズは17日、来年4月1日に施行される改正労働基準法「時間外労働の上限規制」などに対応する勤怠管理ツール「KING OF TIMEデータ分析」のリリースを発表した。

同サービスは、同社の勤怠管理システム「KING OF TIME」と連携し勤怠データを分析、労働法改正にともなって計算が複雑になった時間外労働の数値をグラフで可視化、残業の多い従業員や不適切な勤務実態などのリスクを検知、現在の労働環境の把握に貢献する。

同サービスの大きな特長は、従業員の勤怠データから「36協定(労働基準法第36条)」での上限時間及び特別条項の残業時間をグラフで可視化できる点。残業が過度に多い従業員や不適切な働き方を検知し、生産性の向上に役立てられる。

  • 36協定の管理をグラフで可視化(Webサイトより)

    36協定の管理をグラフで可視化(Webサイトより)

また、改正労働基準法の「残業時間の上限規則」の三つの要点、「法定休日労働を含む2~6ヵ月で平均80時間以内」、「法定休日労働を含む1ヶ月で100時間未満」、「特別条項が適用される場合でも限度時間は720時間以内」にも対応、時間外労働のリミットをグラフ化して表示する。

  • 残業リミット時間をグラフで可視化

    残業リミット時間をグラフで可視化

同社の勤怠管理システム「KING OF TIME」と連携してWindowsパソコンのログインとログオフ時間を自動記録し、申請時刻と実労働の乖離を可視化する機能も利用できる。サービス利用は初期費用無料、基本料は一企業につき月額10,000円から。