Microsoftは8月2日(現地時間)、自社のディレクトリサービスであるAzure AD(Active Directory)のサインインUIを再設計したことを公式ブログで発表した。同社はAzure ADとMicrosoftアカウント識別システムの統合を進めるための必要な措置だと説明している。

ユーザー名とパスワードの入力ページは異なる

MicrosoftアカウントとAzure ADサインインページはどちらも同じルック&フィールを供え、ユーザー名(メールアドレス)の入力とパスワードなどの資格情報入力を行うことに変わりはない。Microsoftは「本設計について多くのテストを行った。遠隔測定データは多くの利用者が問題なくサインインできている」と説明する。

社内ブランド設定済みのサインインUI

企業ブランドを事前に設定している場合、バナーロゴやサインインページの文字列、背景色などは新しいUIに適用される。ただし、新デザインと合致せず、表示が乱れる可能性がある場合は、Azure AD Admin Centerなどから再設定を行えばよい。

モバイルのサインインUI

一部のMFA(多要素認証)を利用するサインインページでは、古いデザインを引き継いでしまうこともあるが、Microsoftは数週間かけて新デザインへの更新を目指す。これらの新デザインはパブリックプレビューとして公開し、2017年9月末に既定デザインを新デザインに変更する予定だ。

阿久津良和(Cactus)