見える化を実現するホームIoT情報サービスアプリ「うちワケ」(同社資料より)

インフォメティスと日東工業は22日、日東工業が製造販売する一般家庭向けに簡単・低コストで家電の見える化を実現する電力計測装置「エネサーチ」を内蔵した分電盤に、インフォメティスのホームIoT情報サービスアプリ「うちワケ」のサービス利用権(2年間)をパックにして販売することを発表した。販売は12月を予定しており、当初は限定販売を予定しているため、問い合わせでの対応を予定。価格はオープンとなる。

エネサーチ(EneSearch)付ホーム分電盤は、日東工業が製造販売する1つのセンサーで家電ごと消費電力を見える化する電力計測装置エネサーチを内蔵した一般家庭用の分電盤で家全体の電流を計測。この全体電流をインフォメティスの機器分離推定技術で、家電ごとの電流波形に分離し、冷蔵庫やテレビ、エアコン、洗濯機と「家電ごとの電力使用情報」としてスマートフォンでチェックできるようになる。

サービスの概要(同社資料より)

家電や電気配線はそのままで、手軽に家電ごとの電気代の内訳を把握できる。分離技術にはインフォメティスのAI技術が使われ、クラウドサーバ上でおおよそ4日の初期学習後、分離推定結果をWebアプリ上に表示、ブラウザでも閲覧できる。家庭での効果的な省エネ対策や外出先から家族の帰宅状況や機器のつけっぱなしなどの確認といった幅広い使い方も可能になる。

家電の見える化を行う分離推定技術のしくみ(同社資料より)

サービス提供についての概要(同社資料より)

なお、12月14日から16日に東京ビッグサイトで開催される住宅・都市イノベーション総合展2016内の「第1回 高性能住宅設備EXPO」日東工業ブースにてシステム概要は展示される。