Apple Watchはついにネイティブアプリ解禁

そして話題は3本目の柱となるwatchOSへ。次期OS「watchOS 2」ではウォッチフェイスが増えるほか、小さく各種情報を文字盤に表示する「コンプリケーション」がサードパーティに解放される。メールにApple Watchから直接返信を作成できたり、FaceTimeオーディオによる音声通話への対応、マップとナビではiOSと同じく乗り換え案内が使えたり、Apple PayのWalletアプリが利用できるようになる。

コンプリケーションを活用すれば、アプリを起動せずとも文字盤から直接オン/オフの切り替え程度の操作は可能になる

新機能「タイムトラベル」はデジタルクラウンを回して時間を前後に動かし、そのときの通知やコンプリケーションをシミュレートできる機能

開発者向けの「WatchKit」の最新版ではマイクやデジタルクラウン、加速度センサーなどのハードウェアにアクセスできるようになるなど、かなりの権限が解放される。これまでApple Watchは本来の性能を相当制限したかたちで、一種のテストのような状態で販売されてきたが、watchOS 2でいよいよ真価が明らかになるだろう。

サードパーティアプリから各種ハードウェアにアクセスできるようになる。開発者待望の機能だ

watchOS 2の開発者向けベータは、本日9日公開。一般向けの提供は9月になる予定だ。