「LG G3」の廉価版モデル「LG G3 Beat」

もう1機種はLGの「G3 Beat」で、日本国内で未販売のフラッグシップ機種「LG G3」の廉価版モデル。こちらは5インチ(HD:1280×720ピクセル)のTrue IPSディスプレイを搭載している。被写体が動いていたり、暗いシーンでも高速にフォーカスを合わせる「レーザーオートフォーカス」搭載のカメラを採用したほか、画面を特定の順番で数回タップするだけでロック解除できるセキュリティ解除機能「ノックコード」を実装している。こちらは下り最大150Mbpsのフルスペックで、Wi-Fiも2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応する。

解像度はHD止まりだが、5インチの大画面はIPS液晶で明るく見やすい

背面のカメラは高速AF機能「レーザーオートフォーカス」を搭載。フロントカメラは簡単な手の動きで自撮りできる「ジェスチャーショット」が利用できる

LG G3 Beatの主な仕様は次の通り。OSはAndroid 4.4。プロセッサは、MSM8926(クアッドコア、1.2GHz)。内蔵メモリは1GB、ストレージは8GB。外部ストレージはmicroSDHC(32GB)。背面には800万画素、前面には130万画素のカメラを内蔵。バッテリー容量は2,460mAh。防水/防塵性能は備えていない。通信面では、受信時最大150MbpsのLTEをサポートするほか、Bluetooth 4.0、IEEE802.11a/b/g/nに準拠したWi-Fi、NFC、赤外線通信、GSM/UMTSの国際ローミングに対応する。カラーバリエーションはWHITEとTITANの2色。端末価格は34,800円。

両機種とも2年縛りで端末代が実質無料になる「端末購入アシスト」を利用できる。

これら2機種はWiMAX2+やキャリアアグリゲーション(CA)には対応していないが、これはUQ mobileがこうしたサービスを提供しないわけではなく、端末が対応していないだけで、将来対応端末が出れば、追加料金等なしに利用できるとのことだ。

会場で触れた範囲では、どちらも最新のハイエンド機と比べればスペック上はやや見劣りするが、日常使う範囲で困ることはほとんどなさそう。G3 Beatのメモリが1GBという点と、両機種ともSIMフリー端末ではないのが気にかかったが、実用的な性能のスマートフォンを安価に運用したいという人にはうってつけだろう。