キャリアより安く通信が利用できるとして人気の格安SIM。安いものの容量に制限があるというイメージを持つ方も多いが、昨今では定額で容量無制限のものも登場している。先日、日本通信が月々1,980円で無制限に使えるSIMを発表したのも記憶に新しいところだ。この記事では、LTE高速データ通信が無制限となる、NTTぷらら、U-NEXT、日本通信3社の容量無制限サービスを比較していきたい。

手頃な料金ながら容量無制限で利用できる格安SIMサービス、どのサービスが良いのだろうか

安定した通信と無料サービスが魅力のぷららモバイルLTE

NTTぷららが提供する「ぷららモバイルLTE」の容量無制限サービスが「定額無制限プラン」だ。データ通信のプランのみで、利用料が月額2,980円(税込)である。

通信速度が上り・下りともに3Mbpsというのが、これから使いたいユーザーにとって「遅いのでは?」と気になる点かもしれない。しかし、「最高で○○Mbps」とうたうベストエフォート型のサービスが混雑の際などで最高値をはるかに下回る速度になってしまう中、通信が安定しているという点でユーザーの根強い支持を得ているようだ。

また、ユニークな無料サービスが利用できる点も特徴だ。例えば、ひかりTVが提供する映像作品が見られる「ひかりTVエントリープラン」や、有害サイトや不審な通信をブロックする「ネットバリアベーシック」というサービスは、ぷららのサイトから申し込むことで利用できる。

動画やクラウドサービスを頻繁に利用することなく、もっぱらWEBサイト閲覧やメール、メッセンジャーアプリを使いたい方なら問題なく利用できるだろう。加えて、子供にスマホを持たせたいと考えるなら、「ネットバリアベーシック」を導入すれば安い通信料で安全に使えるというメリットがある。