「PCMark 7」、「PCMark 8(Home accelerated)」、「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」を一気に。

PCMark 7

PCMark 8(Home accelerated)

標準品質(ノートPC)

高品質(ノートPC)

ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編

「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」は、ウィンドウモードで実行している。1,280×720ドットの「標準品質(ノートPC)」は、スコアが「3130」で評価が「やや快適」、1,280×720ドットの「高品質(ノートPC)」は、スコアが1599で評価が「設定変更を推奨」だった。3Dゲームは、解像度とグラフィック品質を低めにすることでプレイ可能と考えてよい。

PCMark 7とPCMark 8(Home accelerated)については、スペックを考えると若干スコアが低く、計測を繰り返すとスコアの変動が大きかった。海外のレビューサイトなどでも報告されているが、この原因は「熱」と考えられる。

そこでPCMark 8の「Result details view」に注目。ベンチマーク中のCPUクロックとCPU温度の推移を見ると、CPU温度が最大で86度にもなっており、CPUクロックが頻繁に下がっている。CPUクロックの最低値は798.1MHzだ。テスト項目の「Casual Gaming」において、CPU温度の上昇とCPUクロックの低下が目立つ。GPU温度は最大で90度に達した。

高負荷が続くと、Surface Pro 3本体もかなり熱くなる。画面に向かって右上の背面がもっとも熱く、ベンチマークを実行しながら接触型の温度計で計測したところ、50度近くまで上昇した。高負荷の状態がどれくらい連続するかは使い方によるが、Surface Pro 3の表面が熱いかどうかと外気温には、注意しておく必要があるだろう。

PCMark 8の「Result details view」から一部を抜粋。紫ラインがCPUクロックの推移、緑ラインがCPU温度の推移、青ラインがGPU温度の推移

CPUクロックの最小値は798.1MHz

CPU温度の最大値は86度

GPU温度の最大値は90度

バッテリ駆動時間は、定番のBBenchと、PCMark 8のHome accelerated(Battery life)を計測してみた。スペック上のバッテリ駆動時間は最大約9時間で、Surface Pro 3の電源プランは「バランス」、輝度は50%、無線LAN接続はIEEE802.11acだ。

BBenchは、10秒ごとのキーストローク、60秒ごとのWebアクセスに設定し、結果は「8時間34分46秒」とスペック値に近かった。一方のPCMark 8は「3時間6分15秒」という結果で、BBenchの結果とは大きな開きがある。PCMark 8では、Web Browsing、Writing、Casual Gaming、Photo Editing、Video Chatを繰り返し行い、BBenchよりはるかに負荷が高いため、このような結果になった。結局は使い方しだいとはいえ、高負荷の作業を続けるのでなければ、丸一日は十分バッテリ駆動できそうだ。

PCMark 8のHome accelerated(Battery life)結果