Crysis 2(グラフ55~60)

Electronic Arts Inc.
http://www.crysis.com/jp/crysis-2

既にCrysis 3のClosed Betaが行われており、3月には発表になる予定だが、残念ながらClosed Betaにも参加できないので、とりあえずCrysis 2で。このCrysis 2であるが、Adrenaline Bench Zoneでベンチマークツールが配布されている

最新版というか最終版はv1.0.1.14 Betaで2011年9月にリリースされたものだが、今回の環境では問題なく利用できたので、これを使ってテストを行った。

取得方法だが、まずOrigin(旧称EAストア)でCrysis 2を購入してダウンロードしておく。日本語版でも問題なくベンチマークは実施できた。次に上述のリンクからAdrenaline Crysis 2 Benchmark Toolをやはりダウンロードしてインストールする。ついで、一度Crysis 2を起動し、最初のSave Pointまでゲームを進めてから終了して、Benchmark Toolを起動すると、以後は指定したMapでベンチマークが行われる。

Benchmark Toolは起動するとこんな具合(Photo45)にまっさらである。ここで解像度(Photo46)やMap(Photo47)を選んで、"Add to queue"に追加してゆき、最後にSTARTを押せばベンチマークが実効され、その結果が一覧で表示されるほか、ファイルの形でも出力されるという仕組みである。

Photo57:ちなみにこのツールは他のゲーム用とも共用という事になっている。

Photo58:解像度はこんな具合に、ビデオカードがサポートしている全解像度が選択可能。

Photo59:MAPはこの3種類が選択可能。

さてベンチマークであるが、設定は以下とする。要するに可能な限り負荷を上げた状態での動作である。

■設定
Game Game:Crysis 2
Quality Ultra
Resolution 1280×720 / 1600×900 / 1920×1080 / 2560×1440
Anti-A 4x
Map Times Square / Downtown / Central Park
Runs 3
Edge AA Laplace Edge Detection
Hi-res Texture On

さて結果であるが、このベンチマークは最小及び平均のフレームレートしかレポートしてくれないので、それだけをまとめてみた。グラフ55・56がCentral Park、グラフ57・58がDonwtown、グラフ59・60がCentral Parkの平均及び最小フレームレートである。

さて、まず平均フレームレートを見てみると、CrossFire/SLI/TITANのどれも1280×720pixelでのスコアがほぼ並んでおり、しかもSLIは1600×900もほぼ同じフレームレートなあたり、CPUあたりがぼちぼちボトルネックになりつつある感じではある。ただ頭打ちなのはSLIのみで、CrossFireやTITANはやや性能が足りないといったところか。どのMAPでも、2560×1440pixelあたりのフレームレートが実力といったところに見える。

一方の最小フレームレートであるが、目立つのはSLIの最小フレームレートの低さで、やはりオーバーヘッドがかなり大きいと思われる。逆にTITANはかなり高めのフレームレートを維持しており、絶対性能ではSLIやCrossFire構成にやや劣るものの、バランスが良い感じではある。

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