節約術と聞くと、食事を極力自炊ですませ、週末に作りおきを行い、数円~数十円を節約するために、スーパーをはしごする。欲しいものを我慢して、節約をする……などのイメージを持っている人が多いのではないかと思う。確かに、そういったことを繰り返していれば、節約はできるかもしれない。しかし、数十円安いものを買うために、スーパーのはしごをするのは大変だし、欲しいものを我慢しているのもストレスがたまるなど、なかなか継続して行うのは難しい。

実は、節約術で一番大切なのは「継続して支払をしている固定費をいかに減らすか」ということである。代表的なもので言うと、インターネットの固定回線やスマートフォンなどのモバイル端末の「通信費」がある。自宅で使う固定回線は月額3,500~6,000円程度(光回線の場合)、そして、モバイル端末の通信費については、キャリアにもよるが、毎月4,000~6,000円程度が必要で、合計すると約8,000~12,000円が、毎月通信費としてかかっていることになる。

最近は携帯キャリアからのテザリング機能が付いた端末が発売されている。これらはデータ通信用のモバイルルーターとして利用できるが、1日あたりの通信容量の規制がある場合などもあり、毎日使うのは難しい。そこで、通信料金の節約にオススメなのが、WiMAXルーターの使用である。

モバイル回線については、LTEとWiMAXがあるが、なぜLTEではなく、WiMAXなのか。 WiMAXを選ぶ理由は3つあり「対応エリアの広さ」「通信量の制限なし」「契約期間が選べる」がメリットとして挙げられる。

まず、対応エリアの広さだが、WiMAXは2012年9月末時点で92%の人口カバー率を実現している。NTTドコモのLTEサービス「Xi」の38.8%(2012年9月末時点)、KDDIの「au 4G LTE」の84%(サービス開始時点)と比較すると、現時点で最も対応エリアが広い高速通信サービスであることがわかる。

次に通信量の制限がないこと。3日間の通信が1GB以上、当日の通信が3GB以上になると、低速な回線へ切り替わってしまうなど、各社LTEサービスは何らかの通信制限が設けられている。だが、WiMAXに関しては通信量の制限を行っていないため、思う存分インターネットを利用することができる。外に出た時だけ使うのであれば、LTEでも問題ないと思うが、自宅でも使うことを考えれば、WiMAXの方が節約に関してのメリットが大きい。

最後は「契約期間が選べる」という点で、これは節約を行うにあたり、見落としがちな点である。各携帯キャリアが提供するルーター型のLTEサービスは基本2年間の継続利用が前提だ。途中解約の場合、1万円程度の違約金が発生する。また、これらのプランの中には2年満期で解約する場合でも1万円以上のサービス解除料が発生するものもある。 これでは、節約効果が見込めない。その点、WiMAXは1年間の継続利用を前提としたプランが中心で2年目以降に解約した場合でも解除料は5,250円だ。LTEに比べ解除料が安く、短い期間で様々なキャンペーンを利用できるという点もメリットの1つである。

WiMAXルーターを活用して、家の固定回線とスマホの通信を行う場合、上記のように固定回線費用+携帯キャリアの通信費約7,500~12,000円を半額程度に抑えることができる。月に4,000~6,000円程度ランニングコストで運用することが可能なのだ。

WiMAXは、UQコミュニケーションズの「UQ WiMAX」以外にも様々なインターネットプロバイダーがMVNOとしてサービスを提供している。これらはどれも、利用料金が月額3,800円程度と横並びで、どの会社で契約をするか迷う人は多いだろう。

複数あるサービスの中で、オススメしたいのが「楽天ブロードバンド WiMAX」だ。このサービスは下り最大40Mbps/上り最大15.4MbpsのUQ WiMAX網が利用できるサービス。提供される端末も今年の春に発売されたばかりのモバイルルーター「URoad-SS10」が利用できる。

URoad-SS10は連続通信9時間使用可能。モバイルルーター史上最薄だ

なぜ、他のサービスを使用しないで「楽天ブロードバンド WiMAX」を選ぶのか。選ぶ理由で、一番大きいことは「楽天スーパーポイントが付く」ということだ。楽天会員であることが前提になるが、このサービスを使うメリットを挙げていきたい。

「楽天ブロードバンド WiMAX」を契約すると毎月100ポイントが加算され、自動的に「シルバー会員」へのランクアップが可能になる。楽天市場やオークション、ブックス、証券、ネットスーパー、トラベルなど各種楽天サービスを利用し、残り100ポイントを半年間の内に獲得することでゴールド会員にランクアップできる。そうするとシークレットセールなど、ネットショッピングを有効に活用するサービスを受けることも可能だ。楽天会員のランク別サービスに関してはこちら「https://point.rakuten.co.jp/guidance/rank/」のページで確認できる。

このほか、1年使用した段階で、3,000ポイントが付与されるなど、長期利用者向けの特典もついている。契約期間については、2年間とWiMAXの契約にしては長めだが、楽天グループのサービスを併用することで、他プロバイダーサービスよりも節約できるはずだ。楽天ポイントが魅力的でない場合は、GoogleのAndroidタブレット「Nexus 7」がパックになっている「@nifty WiMAX」など、端末がセットなったサービスや特定期間の使用でキャッシュバックのプロバイダーもあるので、検討してみるといいだろう。

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通信費の節約については、自分の契約状態の確認や手続きの変更など少し手間がかかる。しかし、契約を見直すことで年間数万円単位の節約が可能と思えば、安いものではないだろうか。現在、「通信費を節約したい! 」と考えている人は、ぜひ「楽天ブロードバンド WiMAX」の契約を検討して頂きたい。