3DMark Vantage v1.1.0(グラフ138~141)

ここからは3D。まずDirectX 10.1の代表例として3DMark Vantageの結果である。グラフ138がPerformance Profile、グラフ139がXtreme Profileのそれぞれのスコアである。Intelの説明(Photo27)では、Performance Profileの場合に3DMark Scoreで1.85倍、Graphics Scoreで1.88倍、CPU Scoreで1.08倍になるというというデータが示されていた訳だが、実際に比較すると、

Core i7-2700K Core i7-3770K 性能比
3DMark Score 801.5 1289.3 ≒1.61倍
Graphics Score 762.6 1227.7 ≒1.61倍
CPU Score 26264.2 27208.5 ≒1.04倍

といったところで、さすがに1.8倍には至らなかったが、そう悪くないスコアではないかと思う。実際、Game Testの結果(グラフ140)を見ると、Xtreme ProfileのGame Test 2以外はCore i7-3770KがCore i7-2700Kの倍近いフレームレートになっており、またFeature Test(グラフ141)でも全部がダブルスコアとは言わないものの、割に健闘した成績を収めていると言える。問題は、Core i7-2700Kと比較してどうか、というよりは絶対性能としてどこまで使えるかという話である。これについてはこの後判断することにしたい。