RightMark Multi-Thread Memory Test 1.1(グラフ13~14)

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RMMAの結果を見る前に、RMMTの結果を見ておく。まずグラフ13がReadの結果であるが、4ch DDR3を搭載するCore i7-3960Xは別格とすると、Core i7-3770Kは何スレッドの場合でもCore i7-2700Kを上回っていることが判る。特に1Threadの場合、Core i7-3960Xすら上回っているあたりは、単にMemory Controllerだけの問題ではなく、コアそのもののReadアクセスの性能が10%程度改善されていることを物語っている様に思われる。ただ逆にWriteの結果(グラフ14)を見ると、1Threadの場合はCore i7-3960Xに比肩しうる性能なのに、そこから緩やかに数値が低下している辺りは、CPUコアそのもののWrite性能は上がっているにも関わらず、Memory Controller側がボトルネックになっていることを物語っている様に思われる。このあたりは、Memory ControllerがWriteアクセスを同時に捌く能力がやや下がっている様に見受けられる。