CRYSiS Warhead V1.1(グラフ12~25)

Electric Arts
http://www.ea.com/crysis/home.jsp

HOC Crysis Warhead Benchmark V1.2
HardwareOC Benchmarks
http://www.hardwareoc.hu/

次はCRYSiS WarheadをHardwareOC Benchmarkのツールを使っての駆動である。設定は以前こちらで説明した通りである。ちなみに今回はまだこれらのツールを使ったが、Lynnfieldの特集の前あたりから本来の配布場所がアクセス不能になり、その時点ではまだアップデータが本家から入手できたが、この原稿を書いてる時点ではそれすらも不可能になっている。今後はどうするか、ちょっと考えないといけないところだ。

さてこのベンチ結果であるが、実はGeForce GTX 295に関しては値が正しくない。というのは、Ambush/Ambush 2/Cargo/Cargo 2/Trainの各シナリオについては、WUXGAのみ100%の確率でゲームがクラッシュしたためだ。どうも、UXGA(1,600×1,200ピクセル)で最小フレームレートが0になるものについては、WUXGAでまともに動作しないらしい。最終的にはこの5つのシナリオについては、WUXGAにおける最小/平均/最大フレームレートを全部0としたが、そんなわけでいまいち数値が正しくないと考えて欲しい(厳密にやるならば、GeForce GTX 295の結果そのものを排除するのが正しいのだろうが、それだと比較が難しいので敢えてこのようにした)。

ちなみにこれも3回づつテストを行い、

Avg : 3回のテストの平均フレームレートの平均値
Min : 3回のテストの最小フレームレートの最小値
Max : 3回のテストの最大フレームレートの最大値

を解像度別に収集している。

さて、シナリオが13もあるとわかりにくいので、まずOverallをグラフ12に示す。これは各シナリオ別にAvg値の平均をとって積み上げグラフにしてみたものだ。言うまでも無く、トータルとしての長さが長いほど性能がいいわけだ。このベンチではRadeon HD 4870とGeForce 285、Radeon HD 4890とGeForce GTX 295がほぼ同程度で、Radeon HD 5870がトップのスコアということになる。上に書いたような事情で、実際にGeForce GTX 295のスコアはもう少し積みあがると思うが、それでもRadeon HD 5870に及ぶほどの伸びは無いだろうと判断される。