3DMark Vantage v1.0

FutureMark
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Photo41: 3DMarkに限らず、全てのテスト環境でこの設定のままとしている。

次はおなじみ3DMark Vantageである。今回はGPU性能の比較なので、Performance ProfileとExtreme Profileの両方を取っている。ちなみにGeForce系では、GeForce GTX 295でSLIは有効にしているが、PhysXは無効としてテストを行っており(Photo41)、結果としてCPU Scoreはどのテストでも一定(11,700前後)となっている。つまり純粋にGPUの性能が反映される形だ。

グラフ6がOverall Scoreである。ここではCPU Scoreも加味されるから、Radeon HD 4870に比べて倍とはならないが、それでも5割増のスコアである。GeForce GTX 295にはさすがに一歩及ばないが、それでもGeForce GTX 285には大きな差をつけていると言っていいだろう。

では実際のGame Testの結果は? ということで、Extreme ProfileにおけるGame Test #1/#2のフレームレートを示したのがグラフ7である。こちらではもう明確にRadeon HD 4870の2倍、GeForce GTX 285と比較してもおおむね3割程度の性能アップを実現している。単体GPUとしては、間違いなくトップクラスということになる。

ついでなので、Feature Testの結果も見てみよう。グラフ8がその結果である。ちなみに結果の桁のバラつきが極端に大きいので、このグラフのみ横軸は対数軸としている。各テストの詳細は以前こちらで紹介したので、ここでは割愛する。

結果から言えば、全般的にRadeon HD 5870の性能の高さが目立つ。Feature Test 1とかFeature Test 6の性能の高さは圧倒的であり、GeForce系に分があるFeature Test 2でもそう悪い数字ではない。言い方は悪いが、やはりGPUではまだシェーダ数こそが力、という結果を率直に反映したスコアになっていると思う。