グラフ13~25が、個別のシナリオの結果である。実線が平均値(Avg)、長破線が最大値(Max)、短破線が最小値(Min)である。

一番注目したいのは平均値や最大値よりもむしろ最小値であり、特に解像度が大きくなったときにはどのグラフィックスカードをも凌ぐ高いフレームレートを維持できている事がわかる。平均値や最高値についても、XGA(1,024×768ピクセル)あたりまではRadeon HD 4800シリーズやGeForce GTX 285とそれほど差がないが、その上になると明確に差がついている。問題はGeForce GTX 295で、SVGA(1,280×1,024ピクセル)あたりまではトップの性能なのに、それ以上になると急激に性能を落とすという、本来のSLIからは考えられない傾向を見せており、おそらく要因はSLIそのものにあると考えられる。正直高解像度では使い物にならない、というのがCRYSiS Warheadでの結論となろう。