マイクロソフトは8月21~24日の4日間、パシフィコ横浜でエンジニアを対象としたテクニカル・コンファレンス「Tech・Ed 2007」を開催中だ。開催初日の21日の午前には、オープニング&キーノートとして、日本のマイクロソフトの代表執行役 社長兼マイクロソフト コーポレーション コーポレートバイスプレジデントのダレン・ヒューストン氏と、米マイクロソフト コーポレーション Windows Serverプログラム マネージメント ディレクターのイアン・マクドナルド氏の講演が行なわれた。

マイクロソフト 代表執行役社長 兼 マイクロソフト コーポレーション コーポレートバイスプレジデントのダレン・ヒューストン氏

まず講演を行なったダレン・ヒューストン氏は、日本が米国に次いで同社にとっての世界第2位の市場であることを紹介し、同社が日本市場への取り組みを重視していることを強調した。同社の日本市場への取り組みである"Plan-J"に言及したのに続き、現在の日本社会が抱える課題として「人口問題」「レガシーシステム」「社会的責任(日本版SOX法)」「セキュリティとプライバシー」「事業継続性」などを挙げ、こうした問題にITを使って取り組んでいくという姿勢を明らかにした。同氏は、米国やヨーロッパに比べて、日本の生産性向上率が低いという調査結果に触れ、これを引き上げていくことに積極的に取り組むとした。

ヒューストン氏は、日本社会が抱える課題として「人口問題」「レガシーシステム」「社会的責任(日本版SOX法)」「セキュリティとプライバシー」「事業継続性」などを挙げた

また、具体的な製品として、リリースを控えた"SQL Server 2008""Windows Server 2008""Visual Studio 2008"の3製品に言及した。今回のTech・Edでは、この3製品に関する情報提供が中核となる。