さて、Windows Vistaが起動した状態で、Windows 7セットアップDVD-ROMをドライブに挿入すると、自動的に「Windowsのインストール」が起動する(自動実行が無効になっている場合は、同DVD-ROMのsetup.exeを実行)。同プログラムには「互換性をオンラインで確認する」という項目が用意されているが、こちらはWindows Upgrade Advisorのダウンロードページを開くことができるが、前述のとおり執筆時点ではベータ版かつ英語版のみ提供中のため、ナビゲーションのないWebページが開くだけ。そのため、「今すぐインストール」をクリックして先に進もう(図86~87)。

図86: Windows Vista上でセットアッププログラムを起動し、「今すぐインストール」をクリックする

図87: 「互換性をオンラインで確認する」をクリックすると、Windows Upgrade Advisorのダウンロードページが開く。執筆時点では何も用意されていなかった

Windows 7のインストールに必要な一時ファイルをHDDにコピーしてから、同インストールが開始する。最初の選択肢は更新プログラムの適用。Windows 7のアップグレードインストール時にインターネット上から同OS用の更新プログラムを取得する場合は、「インターネットに接続して最新のインストールの更新プログラムを取得する」をクリック。更新プログラムを適用すると正常に動作しないなど問題が発生する場合は「最新のインストールの更新プログラムを取得しない」をクリックする。前者を選択した場合、自動的に更新プログラムの検索が行なわれ、適用するプログラムが存在する場合は自動的にダウンロードされる(図88~90)。

図88: Windows 7のインストールに必要な一時ファイルのコピーが最初に行なわれる

図89: インストール時に更新プログラムを適用するか選択をうながされる。特に問題がなければ「インターネットに接続して最新のインストールの更新プログラムを取得する」をクリックして先に進む

図90: 更新プログラムの取得を選択した場合、自動的に更新プログラムの検索とダウンロードが行なわれる