ウォーターサーバーは、おいしい水がいつでも手軽に利用できるとあって、最近では導入する家庭も増えています。
冷水と温水がすぐに適温で使えるのが特徴で、飲料水としてはもちろん、コーヒーやお茶、料理、そして赤ちゃんのミルクにも活用できるのも人気の理由のひとつでしょう。
そんなウォーターサーバーですが、現在の主流となっているのがレンタル方式。サーバー本体はレンタル、水は定期購入して使用するスタイルが一般的で、ほとんどの事業者がこの方式を採用しています。
レンタル料が無料または低料金となっている場合が多く、定期的なメンテナンスなどのアフターサービスなどもあり、初期費用を抑えて導入できるのがメリットです。
しかしウォーターサーバーはレンタルだけではありません。まだ数としては多くないものの、販売されているウォーターサーバーも存在しています。そこで今回は購入できるウォーターサーバーに注目して、そのメリット・デメリットを解説。購入できるおすすめウォーターサーバーもあわせて紹介してきます。
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ウォーターサーバーを購入するメリット
ウォーターサーバーを購入して利用する人はまだ少数派といえますが、ウォーターサーバーのレンタルにはないさまざまなメリットがあります。主なのは次の3点。
- 長期間利用の場合はコストが安くなる
- 規定利用本数がない
- 契約期間がない
全体的には、レンタルに比べて制約が少ないことがメリットとして挙げられます。ここでは、それぞれの項目についてさらに詳しく解説していきます。
長期間利用の場合はコストが安くなる
ウォーターサーバーを使用するためには、さまざまなコストがかかります。レンタルの場合は、サーバー本体のレンタル代、水代、メンテナンス代、水の配送代、電気代などが必要。
このうち、水代、水の配送代、電気代は、購入しても同様にコストがかかりますが、大きく異なるのがサーバー本体のレンタル代とメンテナンス代。レンタル代は機種によって違いますが、1ヶ月あたり500円~1,000円程度と、そこまで高くはありません。
またメンテナンス代は、数年に1回のサーバー交換時にかかるパターンが多く、こちらも月額に換算すれば大きな出費とはいえません。
ただし、長期間にわたって使用する場合は、たとえ少額でも積み重なれば大きな差となって表れてきます。またサーバーレンタル代が無料であっても、メンテナンス代は必要。そのため長期間使用するのであれば、購入したほうがランニングコストが安くなる場合があります。
規定利用本数がない
ウォーターサーバーで使用する水は、メーカーから購入します。その際、「1カ月○本以上」など、規定利用本数が定めれているケースが多いです。
家族構成や生活様式が変われば、水の消費量も変動するため、常に一定の本数を消化するのは、思った以上に難しいもの。しかし規定利用本数が設定されていれば、たまたま消費量が少なくて、まだ水が余っていたとしても、購入しないわけにはいきません。
またメーカーによっては、規定利用本数を消化できない場合は手数料がかかることもあり、余計な出費になりかねません。
その点サーバーを購入した場合は、ノルマに縛られることがないため、必要な時に必要な本数だけ注文することが可能。無駄なく利用することができます。
契約期間がない
ウォーターサーバーは、さまざまな生活シーンで利用することが可能。使用方法次第では、とても便利な家電といえます。
ただ導入したものの、思った以上に使用頻度が少なかった、想定よりコストがかったなどの理由で、解約に至ることもあるでしょう。
しかしウォーターサーバーをレンタルしている場合は、最低契約期間が定められているのが一般的。1年間が多く、機種によっては2年間になっていることもあります。もしその期間内に解約する場合は、解約金が発生してしまいます。
そして解約金は10,000円~20,000円程度に設定されていることが多く、少なくない負担となります。
ウォーターサーバーを購入した場合は、当然そうした契約期間はなく、解約金が発生することもありません。
ウォーターサーバーを購入するデメリット
ウォーターサーバーの購入には、メリットだけでなく、デメリットも存在しています。主なデメリットとしては次の3点が挙げられます。
- 初期費用が高い
- 定期的なメンテナンスがない
- 交換・廃棄に手間がかかる
購入することで、利用者が自分で対応することが増え、それがデメリットにつながっているといえます。では各項目について詳細に解説していきましょう。
初期費用が高い
最近のウォーターサーバーは、エコ機能、クリーン機能などを搭載した機種も登場しており、使い勝手も向上しています。レンタルならそうした高機能サーバーを、手頃な料金で利用することができます。
購入可能なウォーターサーバーは、そこまで高機能なタイプは多くありません。ただそれでも冷水・温水機能、チャイルドロック機能など最小限の機能しか備えていない機種でも、安くはない買い物になります。
そのためレンタル方式では、レンタル代が無料なら、基本的には使い始めから水代しかかりませんが、購入となれば一度に数万円の出費となります。購入で初期コストを抑えたい場合は、機能を絞った機種を選ぶ、分割払いを利用するなどの方法があります。
定期的なメンテナンスがない
ウォーターサーバーは飲み水を扱うだけに、衛生状態には気を使いところ。清潔さを保てないと、細菌が繁殖してしまう可能性もゼロではありません。
機種によってはクリーン機能を備えており、サーバーが自動で殺菌などを行ってくれます。またそうした機能がない機種だとしても、レンタルのウォーターサーバーなら定期メンテナンスがあり、専門のスタッフが清掃してくれるので安心できます。
ただし購入した場合は、こうしたサービスを受けることができません。そのため自分でメンテナンスをする必要があります。とはいえサーバー内部をメンテナンスすることは専門スタッフでないとできないため、目に見える部分をこまめに掃除することを心がけましょう。
交換・廃棄に手間がかかる
ウォーターサーバーも家電ある以上、使用年数が重なれば、不具合が出てきてもおかしくありません。そのためレンタル方式では、1年~3年周期でサーバーをまるごと新しいものに交換してくれるサービスを実施している業者も多いです。
定期交換のタイミングが来る前でも、希望すれば新しいものに交換してくれる場合もあります。その際は有償になりますが、購入するよりも安い料金なので、そこまで大きな出費にはなりません。
しかし購入した場合は、基本的に交換は不可能。メーカーの保証期間内であれば無償で交換してくれますが、その期間が過ぎている場合は、買い換えも検討しなければなりません。
また廃棄する場合も、自分ですべて行う必要があります。平均的な床置き型のウォーターサーバーは、高さが100~120cm、重量が20kg程度あるため、運び出すだけでも一苦労。処理業者に依頼する場合は、手続きや廃棄料金の負担もあります。
購入できるウォーターサーバー4選
ここまでウォーターサーバーを購入するメリットとデメリットを紹介してきましたが、どちらがいいのかは、使用状況などに左右されるので一概にはいえません。
そこで最後に、購入するほうがメリットがある人におすすめのウォーターサーバーを紹介。
購入できるウォーターサーバーは、主に次の3タイプに分けられます。
- 通常タイプ
- 水道水利用タイプ
- ペットボトル利用タイプ
通常タイプは、レンタル方式でも多いタイプで、ボトルに入った水をセットして使用します。機能も一通り揃っており、使い勝手も上々。
そのほかの2種類は、ボトルの代わりに、水道水やペットボトルを利用したもの。機能はシンプルですが、比較的リーズナブルなのが特徴です。今回はこの3種類を取り上げています。
フレシャス

フレシャスは、レンタル方式のウォーターサーバーをメインに取り扱っており、サーバーのデザイン性の高さで人気があります。
そのなかで購入プランのあるのはデュオ。こちらもデザインのよさが光る機種で、グッドデザイン賞を受賞しています。
そしてデザインだけでなく、機能も充実。水を新鮮に保つフレッシュ機能、電気代の節約ができる省エネ機能などを搭載しており、使いやすさでも人気を集めています。水が3種類の天然水から選べるのも魅力。
また購入プランにさまざまなサービスがあるのも見逃せません。天然水がレンタルプランよりも安い価格で購入できるのもそのひとつで、毎回18%引きとなります。そして3年間の無料安心保証がついているのもうれしいところ。
支払い方法は、一括払いと分割払いの2種類から選択可能。価格は43,000円(税抜)で、フレシャスの公式ホームページから購入できます。
楽水

楽水は、水道水直結型のウォーターサーバー。メリットのひとつは、使用するのが水道水なので、水の購入代がかからないこと。
もうひとつは、水道管とサーバーを直接ホースでつなぐため、タンクに水がなくなれば自動的に給水されることです。
そのため、接続作業を依頼すれば工事費がかかるものの、一度設置すれば以後は手間いらず。一般的なウォーターサーバーのように、ボトル入りの水を購入して、サーバーにセットする必要がありません。
購入できるウォーターサーバーは4種類。水道管と直結できるタイプが2種類、水道管と接続できない場合に利用できる給水タイプも2種類あり、選択肢が豊富です。
価格は154,000円~242,000円と、今回紹介するウォーターサーバーの中では最も高額。ただ4年以上利用する場合は、レンタルで利用するよりお得になります。また1年間のメーカー保証が付くのもポイント。
コンビニサーバー

コンビニサーバーは、ペットボトルを使ったウォーターサーバー。市販の2L入りペットボトルの水をサーバーにセットするだけなので、とても簡単に利用できます。大手通販サイトから手軽に購入することが可能で、価格も10,000円以下(税別)と、とてもリーズナブル。
それでも機能は必要十分なものを備えています。冷・温水が両方利用可能で、温水の温度は80℃~95℃。コーヒー・お茶、カップラーメンにもそのまま使うことができます。また温水用レバーには安全機能が付いているので、小さい子供がいる家庭でも安心して使用できます。
サイズは幅22.5cm×奥行2cm7×高さ31.5cmとコンパクトなので、テーブルの上やベッドサイドにも設置できます。重量も2.2kgと軽量なため、持ち運びも楽にできます。
ソウイ

ソウイもペットボトル利用型のコンパクトサイズウォーターサーバー。ペットボトルを接続する部分に、直径25mmと28mmの2種類の専用キャップを使用できるため、さまざまな2L入りのペットボトルに対応できます。
機能面では、冷水と温水の両機能を備えており、適温になるとランプで知らせてくれます。温水は、解除ボタンをスライドさせないと給水できないシステムを採用しているのもポイント。子供のいたずらを防いでくれるのでママさんも安心できます。
そのほかの機能では、水受けトレイも便利。つい出しすぎてこぼしてしまっても、周囲を濡らすことがありません。またサーバーの底面には4ヶ所に強力な吸盤が付いているので、安定感があり倒れにくくなっています。
大手の通販サイトならどこでも扱っており、税抜き10,000円以下(税別)で購入できます。
まとめ
ここまで購入できるウォーターサーバーを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。現在はウォーターサーバーはレンタルが主流ですが、使用条件によっては、購入したほうがいい場合もあります。
今回の記事を参考に検討して、ぜひ自分に合った1台を見つけてください。