日本企業が安心して導入・運用できる生成AI「サテライトAI」

生成AIは急速に社会へ浸透し、多くの人にとって身近な存在になりつつある。スマートフォンの画像補正機能やWeb検索結果に表示される要約機能まで含めれば、一度も生成AIに触れたことがないという人は少ないだろう。その利便性を実感し、さらに幅広い用途で活用したいと考える人も増えている。

当然、ビジネスにおいても生成AIを活用したいと考える企業は多い。実際、業務の効率化や生産性向上を実現する手段として、生成AIの活用は欠かせないものになりつつある。メールや報告書、日報の作成をはじめ、資料の要約、多言語翻訳、インターネットを活用した情報収集など、日常業務の効率化と品質向上の双方に貢献できるためだ。

しかし、その一方で、生成AIの利用を積極的に推進することに不安を感じる企業も少なくない。

その大きな理由の一つが情報漏洩リスクである。生成AIサービスによっては入力した情報が学習に利用される可能性があるため、機密情報の取り扱いには十分な注意が必要だ。利用ルールを整備したとしても、従業員が無償版や個人向けサービスを独自に利用する状況を完全に管理することは難しく、不安が残るケースもある。

また、企業として安全に利用できるサービスを選定し、全社展開しようとすると別の課題も浮上する。数多く存在する生成AIサービスの中から何を選ぶべきか。機密情報を扱う業務でも安心して利用できるセキュリティ対策や管理機能が備わっているか。さらに、具体的な運用方法や、生成AIに不慣れな従業員を含めて利用を定着させるための仕組みをどう整えるかといった点も検討しなければならない。

こうした課題を解決するサービスも増えているが、日本企業が導入しやすく、不慣れなユーザーを含めた全社展開にも適しているのが「サテライトAI・AIボード」だ。強固なセキュリティと充実した管理機能を備えながら、誰もが使いやすい生成AI環境の提供を目指して開発されている。

情報漏洩対策からログ管理まで、生成AI活用の課題に対応

Google WorkspaceやMicrosoft 365の導入支援、活用促進のためのアドオンサービス提供など、日本企業のIT活用を長年支援してきたサテライトオフィス。同社が企業向け生成AIブランドとして展開しているのが「サテライトAI」シリーズだ。

シリーズ全体に共通する大きな特長の一つが、情報漏洩対策を重視した設計にある。入力したデータをAIの学習に利用しない仕組みを採用しているほか、個人情報や機密情報、指定したキーワードが含まれている場合には、AIとの入出力時にマスキングや復号化を行う機能も備える。機密情報の取り扱いに厳しい企業や、社内ルールへの適合を重視する企業でも利用しやすい環境を実現している。

利用者や利用環境を制御するための管理機能も充実している。例えば、社内ネットワークからのみ利用できるようIPアドレスによるアクセス制限を設定したり、生成AIを利用できるユーザーを限定したりすることが可能だ。業務上必要な部門や役職のみに利用権限を付与することで、安全性を高めながら利用コストの最適化も図れる。

ログ管理機能も備えている。ユーザーが入力した質問と生成AIからの回答を保存できるため、不適切な利用が行われていないか確認できるだけでなく、利用状況の可視化や活用促進にも役立つ。

このように、サテライトAIシリーズは生成AI導入時に課題となりやすいセキュリティ面や運用管理面への対応を強化している。そして、その中核を担うサービスが「サテライトAI・AIボード」だ。

  • 安心・安全な企業利用ができる生成AI「サテライトAI」シリーズ

    安心・安全な企業利用ができる生成AI「サテライトAI」シリーズ

変化する業務内容にも柔軟な対応が叶う「マルチLLM」

では、サテライトAI・AIボードはどのようなサービスなのだろうか。基本的な使い勝手はChatGPTやGeminiと同様で、ブラウザ上の画面からチャット形式で指示を入力し、回答を得ることができる。生成AIを使ったことがある人であれば、違和感なく利用できるだろう。

一方で、ユーザー視点での大きな特長となるのが「マルチLLM(大規模言語モデル)」に対応している点だ。単にChatGPTへ企業向けの管理機能を追加したサービスではなく、複数の生成AIモデルを利用できるプラットフォームとして提供されている。

  • ChatGPTやGeminiに近い操作感で利用できるマルチLLM対応サービス

    ChatGPTやGeminiに近い操作感で利用できるマルチLLM対応サービス

OpenAIのGPT、GoogleのGemini、MicrosoftのAzureOpenAIService、Claudeなど、主要LLMに対応しており、管理者やユーザーが用途に応じて利用するモデルを選択できる。

この仕組みにより、導入時に特定の生成AIサービスへ依存する必要がない。生成AI市場は進化のスピードが速く、時期によって性能や得意分野、使い勝手が変化するが、その時々で最適なモデルを選択できるのは大きなメリットといえる。また、複数のLLMによる回答を比較・検証したり、異なるモデルを組み合わせて成果物をブラッシュアップしたりといった活用も可能だ。

さらに、社内ドキュメントを活用したRAG(検索拡張生成)にも対応している。社内規程や業務マニュアル、各種資料を参照した回答の生成や、業界特有のルール・法令を踏まえた情報検索など、業務に特化した生成AI環境を構築できる点も特徴となっている。

初心者の活用を後押しする「プロンプト入力補助機能」

生成AIを導入した後、多くの企業が直面するのが社内への定着だ。生成AIに対して懐疑的な人や、使い方がわからないというユーザーもいるため、まずは実際に使ってみるきっかけをつくることが重要になる。そこで役立つのが「プロンプト入力補助」機能だ。

チャット画面にはサイドパネル形式でプロンプト一覧を表示でき、ユーザーは利用したいプロンプトを選択するだけで活用を始められる。あらかじめ用意された内容をベースに一部を書き換えるだけで利用できるため、日常業務に合わせた活用も容易だ。

プロンプトは管理者側で登録・配布することも可能である。メール文面の作成や議事録の要約、企画書作成など、よく利用される用途のプロンプトをあらかじめ用意しておけば、利用開始のハードルを下げられるだろう。

さらに、ユーザー同士でプロンプトを共有することも可能だ。部署やプロジェクト単位でノウハウを共有できるほか、生成AIの活用に慣れたユーザーが作成したプロンプトを全社で展開するといった使い方もできる。成果の出やすいプロンプトを手軽に利用できるため、ユーザーは利用を重ねながら効果的な指示の出し方を自然に学べる。

また、個人用のプロンプトを保存する機能も備えている。ユーザーごとの業務内容や利用スタイルに合わせて、自分専用のプロンプトを蓄積し、繰り返し活用することが可能だ

このように、プロンプト入力補助機能は、生成AI初心者の利用開始を支援するだけでなく、活用ノウハウの共有や定着促進にも貢献する。不慣れなユーザーの第一歩から、日常業務のさらなる効率化まで幅広く支える機能といえるだろう。

  • 既存プロンプトを1クリックで呼び出して活用できる入力補助機能

    既存プロンプトを1クリックで呼び出して活用できる入力補助機能

調べ物やリサーチを支援する充実の検索機能

サテライトAI・AIボードでは、ユーザー自身が過去の質問や回答の履歴を有効活用できる。以前調査した内容や生成した回答も検索によって素早く参照できるため、膨大なやり取りの中から必要な情報を探し出す手間を軽減できる。

さらに、ボード共有機能を利用すれば、AIとのやり取り履歴をチーム内で共有することも可能だ。メンバーが過去に行った調査結果や回答内容を参照しながら、追加調査や分析を進められるため、組織としての知見の蓄積にもつなげられる。

  • 過去の質問・回答ログの検索が可能

    過去の質問・回答ログの検索が可能

また、Web上の最新情報を含めた調査を行うための専用機能「サーチボード」も提供している。単純に質問への回答を生成するのではなく、AIがユーザーの質問内容を理解・分解し、複数の観点から段階的に調査を実施。その結果を整理して提示する仕組みだ。

関連する画像や動画もサイドパネルへ表示されるため、テキストだけでは把握しにくい情報も含めて効率的に収集できる。さらに、回答の根拠となった情報源もあわせて確認できるため、ユーザー自身が内容の妥当性を検証しやすい点も特徴といえる。

このサーチボードをはじめ、サテライトAI・AIボードには日常業務を支援するさまざまな専用機能が「ボード」として用意されている。セキュリティや管理機能による安心感に加え、実務を支える機能群を備えていることが、同サービスの大きな強みだ。

  • 質問を自動的に解析し多段階な調査を行う「サーチボード」

    質問を自動的に解析し多段階な調査を行う「サーチボード」

無償トライアルも提供されているため、生成AIの導入や活用促進を検討している企業は、一度その使い勝手を確認してみるのもよいだろう。

日本企業のニーズを踏まえながら継続的な機能強化を進めるサテライトオフィス。本連載ではサテライトAI・AIボードを中心に、サテライトAIシリーズの各製品や活用方法についても順次紹介していく。

サテライトオフィス

■AI関連/クラウド関連に特化したインターネットソリューションベンダー■

さまざまなビジネスモデルに最適なソリューションパッケージを開発し、ユーザー目線に立った戦略の企画・提案を行っています。業界トップクラスの導入実績を持つGoogle WorkspaceやMicrosoft 365、LINE WORKS、ChatGPT など、AI関連ならびにクラウドコンピューティングに関わるビジネスの可能性を追求しています。

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