デル・テクノロジーズが2月15日に発売した「スリム会議用サウンドバー - SB522A」(以降SB522A)は、スリムなデザインを採用するスピーカーフォンだ。デル・テクノロジーズの液晶ディスプレイシリーズとマッチしたデザインや色合いで、しかも液晶ディスプレイとぴったりフィットして設置できるユニークな機能も備える。

  • スリム会議用サウンドバー - SB522A

    スリム会議用サウンドバー - SB522A

物理的な操作ボタンでビデオ会議を快適に

デル・テクノロジーズでは、ビデオ会議アプリで役立つスピーカーフォンをいくつかラインアップしているが、SB522Aもその一つだ。スピーカーとマイクのシンプルな構成ではあるが、Microsoft Teamsの認定デバイスであり、Microsoft Teamsなどのビデオ会議アプリやSkypeなどの通話アプリを快適に利用できる。直販価格は8,910円だ。

デザインとしては、細長い棒のようなスタイルを採用しており、上部には磁石を内蔵する。この磁石を利用して、対応する液晶ディスプレイのパネル下部にピタッとくっつく仕組みだ。黒に近いグレーの落ち着いたカラーリングが、SB522Aに対応する液晶ディスプレイとよくマッチしている。

  • ファブリック素材で覆われた前面に、スピーカーとマイクが組み込まれている

    ファブリック素材で覆われた前面に、スピーカーとマイクが組み込まれている

左に装備するボタンは、Microsoft Teamsで呼び出しがあったときに応答したり、会議を退室したりするときに使える物理ボタンである。アプリ上からマウスでこうした操作を行うことも可能だが、物理ボタンをピッと押すだけで会話を始めたり終わらせたりできるのは便利だ。

右にはボリューム操作用のダイヤルボタンと、ミュートボタンを装備している。ダイヤルボタンをぐるぐると回転させると、音量を調整できる。中央部分を押し込むと、マイクをオフにするミュート状態と、オンにする有効状態を切り換えることが可能だ。

  • 左のボタンにはMicrosoft Teamsのロゴがあり、会議への参加や退出などが行える

    左のボタンにはMicrosoft Teamsのロゴがあり、会議への参加や退出などが行える

  • 右にはダイヤルボタンとミュートボタンを備える。回転させるとボリューム調整、押し込むとマイクのオンオフが行える

    右にはダイヤルボタンとミュートボタンを備える。回転させるとボリューム調整、押し込むとマイクのオンオフが行える

資料をガサゴソと資料棚から探したり、喉を潤すために飲み物を飲んだりするときなど、自分が立てる音を隠したいときに、マイクをオフにする習慣がある人は多いだろう。そうした場合に、こうした物理ボタンをポンと押すだけで、マイクのオンオフを切り換えられるのは非常に便利だ。

またSB522Aでは「AIノイズキャンセリング機能」や、山びこのような反響音で会話が聞き取りにくくなるエコー現象を防ぐ「エコーキャンセル機能」も装備する。テレワークの普及により、自宅でもビデオ会議を行う機会が増えた。自宅では、エアコンや空気清浄機の動作音などの生活音も大きくなりがちだし、お気に入りのキーボードを叩く音が相手に伝わらないかが気になるという人もいる。

しかしAIノイズキャンセリング機能やエコーキャンセル機能を装備するSB522Aなら、こうした生活音や各種機器の操作音をシャットアウトし、会議に参加している人たちの声だけがよく聞こえる状態にできる。

USBケーブルでパソコンと接続すれば自動で認識される

導入作業は非常に簡単だった。パソコンのUSBポートに、SB522AのUSBケーブルを挿すだけでよい。Windows 10やWindows 11では、自動でデバイスドライバがインストールされ、サウンド出力デバイスやマイク入力デバイスとして利用できるようになる。

ただSB522Aから出ているUSBケーブルは非常に短い。パソコンや液晶ディスプレイが搭載するUSBポートの位置によっては届かないこともあるので、必要に応じて延長ケーブルを用意する必要はある。

  • SB522AのUSBケーブルはかなり短めなので、利用するパソコンによっては延長ケーブルが必要になることもある

    SB522AのUSBケーブルはかなり短めなので、利用するパソコンによっては延長ケーブルが必要になることもある

ただし前述した磁石でくっつけて運用できる液晶ディスプレイだと、まさにジャストサイズ。余ったケーブルが垂れ下がったりすることもなく、あつらえたかのようなスタイルとなる。そういったことを考えても、こうした液晶ディスプレイと組み合わせて利用するのがオススメだ。

  • 上部に二つの磁石を備えている。この部分を使い、対応する液晶ディスプレイに固定する

    上部に二つの磁石を備えている。この部分を使い、対応する液晶ディスプレイに固定する

  • 今回はU2723QEの下部に取り付けてみた。すっきりとして違和感もない

    今回はU2723QEの下部に取り付けてみた。すっきりとして違和感もない

  • U2723QEのUSBポートには問題なく接続できる

    U2723QEのUSBポートには問題なく接続できる

デバイスドライバは必要ないが、Microsoft TeamsやZoomなどのビデオ会議アプリでSB522Aを利用するには、設定画面から出力デバイスや入力デバイスとして利用する設定が必要になる。このあたりはほかのスピーカーフォンと同じだ。

  • Microsoft Teamsなどで利用したい場合は、SB522Aをスピーカーやマイクとして設定しておく

    Microsoft Teamsなどで利用したい場合は、SB522Aをスピーカーやマイクとして設定しておく

内蔵するスピーカーユニットは、4.5W出力のドライバーが2個という構成で、音楽データを再生した場合には高音域の透明感や低音域の力強さはやや物足りないと感じる。

ただし人の声に影響する中音域は伸びやかですっきりとしており、複数の人が参加するテレビ会議の音もきちんと聞き分けられる。こうした音作りに関する作りは、やはりテレビ会議アプリを意識しているのだろう。

Microsoft TeamsやZoomは、アプリ自体にノイズキャンセリング機能がある。こうした機能を有効にした時、無効にした時、そして無効にしてSB522Aを利用した時を比べてみたところ、エアコンや空気清浄機の低い動作音を一番低減出来たのはやはりSB522Aを利用したときだった。全体のノイズ感がすーっと低減し、自分や相手の声が聞き取りやすくなる。

Microsoft TeamsやZoomのノイズキャンセル機能もなかなか高性能だが、環境ノイズを大きく低減できる状態にまでノイズキャンセルレベルを上げると、各自の声がややくぐもってわかりにくい状態になることもある。また少々というレベルだがCPU負荷率も上がるので、その意味でもスピーカーフォン側でノイズキャンセル処理を行うSB522Aのメリットは大きい。

特に4~5年前に発売された安価なノートPCのマイクを使ってビデオ会議を行ってみると、その違いがよく分かる。そうした世代のパソコンでは、あまりいい品質のマイクを搭載していないこともあり、前述のエコー現象や生活音が入り交じった環境でビデオ会議を行わなければならない。

しかしそうしたパソコンでも、SB522Aを追加するだけで通話時の品質は飛躍的に向上する。ビデオ会議で低品質なマイクを利用すると、自分だけではなく通話相手にも迷惑をかけてしまう。テレワークで仕事相手と話す機会が多いなら、SB522Aのような高品質なスピーカーフォンは必須のアイテムと言えるだろう。

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原稿 竹内亮介

監修 デル・テクノロジーズ株式会社 マーケティング統括本部
   広域法人マーケティング シニア・アドバイザー 粟津和也

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