パーソルビジネスプロセスデザインは11月5日、年間約500人規模の新卒採用活動にAIを導入し、内定承諾から入社までの期間における内定者のフォローを強化する取り組みを開始すると発表した。AIアバターによる情報提供や対話に加え、AIエージェントを使って内定者の価値観やキャリアの方向性を整理し、採用担当者による支援に活用する。

AIアバターで24時間相談できる環境を構築

今回の取り組みでは、leanが提供するAIアバター「Geny(ジニー)」を導入するとともに、パーソルワークスイッチコンサルティングおよびUiPathと共同で、UiPathの「ビジネスオーケストレーション&オートメーション」を活用する。AIによる分析や情報整理を通じて、採用担当者の業務負担を軽減するとともに、内定者へのフォローを支援するとしている。

Genyにより、内定者は時間や場所を問わず、入社前に生じた疑問を相談できる。また、匿名で質問できるため、採用担当者に直接尋ねにくい内容も確認しやすくなり、不安の早期解消につながるという。

  • Genyを使用しているイメージ

    学生がGenyを使用しているイメージ

匿名で寄せられた相談内容からは、内定者全体の関心や不安の傾向を把握するほか、定期的なアンケートも実施し、その結果を必要に応じた情報提供やフォローに活用するとしている。

AIエージェントが内定者の価値観や強みを可視化

一方、パーソルワークスイッチコンサルティングがUiPathを利用して開発したAIエージェントは、内定者との対話内容や面接、面談で得た情報を基に、価値観や志向、強み、キャリアの方向性を整理・可視化するというもの。面接などで十分に言語化できなかった、就職活動や社会人として働く上で大切にしたいことを構造的に解釈し、内定者ごとに示唆を提示する。

パーソルビジネスプロセスデザインは、AI活用、内定者の状態把握、人によるフォローを一体的に設計する。単にチャットボットを導入するのではなく、採用コミュニケーション全体を最適化し、内定者エンゲージメントの向上や、内定辞退、入社後のギャップの抑制を目指すとしている。