NECは10月1日、2027年4月入社予定の内定者を対象とした「NEC Welcome Day 2026」をNEC玉川事業場で開催した。
同社は10月1日からグループ会社のNECソリューションイノベータ(NES)と統合することも発表しており、今年の内定式にはグループ統合後に入社する「新生NEC第1期生」が、午前午後2つの部合わせて約1000人集まった。
内定者へのメッセージ 「変革を担うのは『誰か』ではなく『自分自身』」
初めに、NEC タレントマネジメント統括部長の吉永尚弘氏が登壇した。同氏はAIが社会や仕事の在り方を大きく変えようとしている現状に触れ、同社も「AIネイティブカンパニー」へと変化していく必要があると説明した。
「AIネイティブカンパニー」とは、業務の一部にAIを導入するだけではなく、働き方や組織の在り方そのものを、AIと共に働くことを前提に、働き方や組織の在り方そのものを設計するという考え方で、このような企業への転換を実現するには、技術の導入に加え、社員一人ひとりの意識も変化させる必要があるという。
「AIネイティブカンパニーを目指すためには、NECグループが持つリソースを最大限に活用し、社会の変化を牽引していく必要があります。その実現に向けた取り組みの一つが、今回の統合です。グループ全体の力を結集するとともに、新たな世代を迎えることで、組織としての変革を進めていきたいと考えています」(吉永氏)
そして吉永氏は内定者たちに対して「変革を担うのは社内の誰かではなく、自分自身であるという意識を持ってほしい」と呼びかけた。
約1000人の同期はどんな人? 出身地や専攻、性格タイプを紹介
吉永氏がNECの強みとして挙げたのが、多様な専門性を持つ人材の存在だ。今回の内定式でも、こうした多様性を内定者同士が実感できるよう、事前アンケートをもとに約1000人の特徴を紹介する企画が行われた。
紹介されたのは、出身地や大学での専攻、性格タイプ(MBTI診断)、学生時代の部活動・サークルなど。大学での専攻では情報系などの理系だけでなく、文系の内定者も一定数を占めていることが示され、司会者は「入社後には自分と異なる専門性を持つ社員と協働する機会がある」と説明した。
特に盛り上がりを見せた性格タイプに関するアンケートでは、司会者が性格タイプごとの特徴に触れながら、互いの考え方や特性を理解することが、良好な人間関係やチームワークの構築につながると説明した。
さらに、内定者たちが自分自身のスマートフォンを使用して参加するリアルタイムアンケートも実施された。
人生相談をする相手や入社までの過ごし方、就職活動を始める前に抱いていたNECのイメージなどをテーマに、内定者たちがその場で回答。
「1000人の同期と仲良くなれそうか」という質問も設けられ、参加者が互いの考え方を知る機会となった。
6人1組で「1年後の自分」へメッセージ 対話を通じてNECの企業文化を体験
内定式の後半には、今年が初めての取り組みとなる「First Team Dialogue」と題したグループワークが実施された。
このグループワークでは、内定者が6人1組のグループに分かれ、1人1冊配布された冊子を使いながら、互いの考え方や将来について話し合った。
このプログラムの目的は、内定者同士の交流を深めるとともに、多様な人材が意見を交わすというNECの企業文化を体験することにある。
最初のステップでは、お互いの名前や出身地、学生時代に打ち込んだこと、最近興味を持っていること、NECに対する印象などをテーマに自己紹介を実施した。
続いて「AI時代における人間の役割」や「自分が仕事で生かしたい長所」について考え、それぞれの意見をグループ内で発表した。
さらに、メンバーの個性や考え方を踏まえ、チームとして実現したい夢を話し合い、チーム名を決定。その後、対話を通じて改めて感じた、働く上で大切にしたいことを各自が記入した。
最後には「1年後の自分へのメッセージ」を作成。入社後の自分を想像しながら、現在の思いや目標を記録する内容となった。
またグループワークの途中には、6人のメンバーによる記念撮影も実施。撮影した写真は当日中に参加者へ配布され、グループワークで使用する冊子に貼り付ける仕組みが設けられた。
内定者の代表としてメディアの質問に回答した藤野広夢さん(法政大学 大学院)は、今日初めて出会った同期の存在について「互いに切磋琢磨し合い、一緒に成長できるような存在になりたい」と教えてくれた。
また和田瑞季さん(早稲田大学)も「お互いの成長を支えられるような、悩んだときに助け合える存在になってほしい。そして自分もそうなりたい」と同期への期待感を語った。
これから半年後に入社を迎える内定者たち。「新生NEC第1期生」として期待がかかる彼らはどんな社会人になるだろうか。活躍から目が離せない。






