日本製鉄は10月7日、グループ会社の日鉄テックスエンジ、日鉄鋼板、NSハイパーツとともに、GXスチール「NSCarbolex Neutral」や各社の高機能鋼材、脱炭素技術を活用した新たな社宅を千葉県君津市に竣工したと発表した。9月30日に引き渡しを完了している。

竣工した「日本製鉄大和田社宅」は、日鉄テックスエンジが設計・施工を手がけた3階建て2棟、総戸数98戸、延床面積9,192㎡の社宅。2025年10月に着工し、2026年9月に竣工した。

  • 日本製鉄大和田社宅

    日本製鉄大和田社宅

「NSスーパーフレーム工法」を採用

建屋躯体には、日本製鉄とNSハイパーツが共同開発した「NSスーパーフレーム工法」(薄板軽量形鋼造)を採用。屋根材には、日鉄鋼板の次世代ガルバリウム鋼板「SGL」を使用している。

NSスーパーフレーム工法は、高い耐震性と断熱性を備え、快適性と省エネ性を両立する。高耐食性亜鉛めっき鋼板「スーパーダイマ」の使用により、長期的な耐久性も確保しているという。同工法とスーパーダイマは、CO2排出量削減に寄与する高機能鋼材・ソリューション「NSCarbolex Solution」の対象製品でもある。製品使用時の温室効果ガス排出量削減にも効果が期待できるとしている。

SGLは、亜鉛・アルミニウム・マグネシウムからなるめっき層を持ち、従来のガルバリウム鋼板を上回る耐食性を備える。住宅や非住宅建築物の屋根・外壁向け建材として幅広く採用されている。今回は、日鉄鋼板のSGLにNSCarbolex Neutralが適用された初めての案件となる。

NSCarbolex Neutralは、日本製鉄が実施した追加性のある削減プロジェクトによる温室効果ガス排出削減実績量を組織内でプールし、その削減量を任意の製品に配分して証明書とともに供給する鉄鋼製品。日本鉄鋼連盟が制定するガイドラインに準拠している。

今回の社宅は、日本製鉄のGXスチールとグループ各社の脱炭素技術を統合・実装したもの。同グループは今後もNSCarbolex NeutralやNSCarbolex Solutionの提供を通じて、顧客の脱炭素化や競争力向上、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していく考えだ。