Microsoftは10月2日(現地時間)、Windows 11 Insider Experimental Preview Build 26340.9596を公開した。今回の更新では、エクスプローラーのアドレスバーが「~」(チルダ)に対応し、ユーザーフォルダーへのアクセスが簡単になる。「~\AppData」のように入力することで、ユーザー名を含むパスを指定せずに目的のフォルダーへ移動できる。新機能は現在、プレビュー版で段階的に展開されている。
Windows Latestは10月5日(現地時間)、「Windows 11's File Explorer is finally giving the squiggly ~ key a job, sending it straight to the user folder」において、今回の新機能について、Microsoftアカウントの表示名と実際のユーザーフォルダー名が一致しない場合でも、簡単にアクセスできる点を紹介している。
「~」はLinuxやMacでホームディレクトリを指すことがある。これはシェルアプリの実装によるもので、オペレーティングシステムの仕様ではない。しかし長年使われ続けたことで標準的な仕組みとして定着し、UNIX系のオペレーティングシステムでは市民権を得ている。
「~\AppData」で直接アクセス、ユーザー名の入力が不要に
Windowsでは、Microsoftアカウントの表示名と「C:\Users」以下に作成されるフォルダー名が一致しない場合がある。Microsoftアカウントのメールアドレスが「michael」で始まる場合でも、ユーザーフォルダーが「C:\Users\micha」となるケースがある。そのため、表示名を基に「C:\Users\Michael\AppData」と入力すると、正しいフォルダーへ到達できない問題が起きる。
この問題の解決に「~」が使用できる。「~」であれば自動的にユーザーフォルダーに展開されるため、ホームディレクトリの名前を意識せずにアクセスできる。
本稿執筆時点で、この新機能はWindows Insider ProgramのExperimentalチャネルで段階的に展開されている。一般ユーザー向けの正式提供時期は明らかになっていない。
検索機能やダークモードも改善へ
エクスプローラーでは、このほかにも複数の改善が進んでいる。ダウンロードフォルダーなどの表示設定が維持されない問題の修正や、アドレスバーの引用符対応などがある。
プロパティダイアログも現代的なデザインへ変更され、ダークモードの対応範囲も広がる。さらに検索機能も改善され、検索場所ごとに結果が異なる不具合が修正される。Microsoftはこの変更について、「PCの検索」をインデクサーを基盤とする仕組みに改め、高速化と同時に「ホームの検索」と一貫した動作になると説明している。