OpenAIは10月5日(米国時間)、人々の AI 活用に合わせた広告づくりにおいて、ChatGPTの画像生成中にビジュアル広告を表示する試験を10月後半に開始すると発表した。試験は米国内のChatGPTユーザーを対象に実施し、初期段階では一部の広告主が参加する。

広告には商品のアイデアや利用方法などを示す画像を掲載できる。OpenAIは広告であることを明示し、ユーザーが生成している画像とは分けて表示するとしている。

  • 画像生成時に表示される広告 引用:OpenAI

    画像生成時に表示される広告 引用:OpenAI

ChatGPTの画像生成中にビジュアル広告を試験表示

米国では2月9日からログインした成人ユーザーを対象に、FreeおよびGoプランで広告の試験表示が開始された。その後、OpenAIはChatGPT広告の機能や広告主向けツールの拡充を進めている。

OpenAIによると、ChatGPT広告は提供開始から200日足らずで年換算収益ランレートが10億ドルに達し、40カ国以上で利用されている。広告は、ChatGPTの無料プランを支える収益源の一つとなっている(参考:「AI へのアクセス拡大における節目 | OpenAI」)。

今回、新しいビジュアル広告フォーマットをChatGPTの画像生成中に試験表示することが発表された。生成中の画像の下部に広告を表示し、広告であることを明示する「Ad」の文字を表示する。OpenAIは、広告がChatGPTの回答に影響することはなく、広告は回答とは分けて表示すると説明している。

広告効果の測定機能を拡充、ブランドセーフティー対策も

広告主向けの測定ツールの拡充も発表された。Hightouch、Tealium、LiveRampとの連携により、広告主が既存システムで保有するコンバージョンデータをChatGPT Adsへ送信しやすくする。

広告効果測定では、AppsFlyer、Triple Whale、Adjust、DV Rockerbox、Northbeam、Branch、Singular、Kochava、Airbridge、Tenjinをアトリビューションパートナーとして挙げた。各社との連携を通じて、コンバージョンAPI、レポート、クリックアトリビューション機能を提供する。

広告掲載に関するガードレールでは、会話が広告の表示に適しているかを評価する。これは不安定な精神状態にある利用者や、センシティブな内容、その他広告掲載に適さない状況を対象から外すことを目指す機能だ。OpenAIはこの機能に「除外フレーズ」を追加し、ブランド独自の掲載要件を設定できるようにした。

ブランド適合性については、DoubleVerify(DV)とIntegral Ad Science(IAS)による評価プログラムを開発中だ。独立したパートナーが管理された試験環境でブランドセーフティー基準の適用状況を評価する計画で、OpenAIはこれらの企業が非公開のユーザー会話へアクセスすることはないとしている。