パラスポーツサポートセンター(パラサポ)は10月6日、「パラリンピック競技団体組織運営・管理基盤支援助成金(パラサポ助成金)」に関連する助成金業務をサポートするシステムに、生成AIを活用する機能を追加開発したことを発表した。
生成AI機能は2026年10月から順次稼働し、2027年4月までにパラサポ助成金に関するすべての業務に導入する予定だという。
27団体で助成金対応の不備が1000件以上
パラリンピック競技団体の多くは少人数の事務局体制で運営されており、選手強化や普及活動などに加え、複数の助成金対応業務にも多くの時間と労力を割いているという。
パラサポによると、2025年度のパラサポ助成金の対象となった27団体では、業務過多による対応の不備が合計で1000件以上に及んだ。
パラサポではこれまでも、総務や人事労務、経理、法務・税務相談、翻訳・通訳といった競技団体に共通する業務を統合し、人材をシェアする「シェアードサービス」などを提供してきた。
今回、生成AIを活用した機能を導入し、さらなる事務負担の軽減に加え、人為的なミスや対応不備の抑制につなげる。
助成金の申請から監査対応まで一元管理
今回の取り組みでは、助成金業務の中でも特に業務負担が大きく、ミスが発生しやすい「完了報告」などの業務に生成AIを活用する。
また、助成金の「申請」から「監査対応」までを一元管理・デジタル化することで業務の属人化を解消。組織全体でリアルタイムに情報を把握・チェックできる体制を整えることで、助成金申請プロセスの透明化やガバナンス強化につなげるという。
2027年度の競技団体によるパラサポ助成金業務では、同システム上で監査対応まで一気通貫で行えるようになる予定。2026年度助成金の「完了報告」「監査対応」における業務負荷の低減効果などについては、2027年に公表する予定としている。

