宇宙航空研究開発機構(JAXA)の諏訪理宇宙飛行士が、2027年3月以降に打上げ予定のクルードラゴン宇宙船運用14号機(Crew-14)に搭乗することが決まった。諏訪氏にとってはこれが初めての宇宙飛行で、国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在ミッションに参加することになる。
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カリフォルニア州ホーソーンにあるスペースXの施設で飛行前訓練中のCrew-14乗組員。右端が諏訪理宇宙飛行士。(左から順に)Roscosmosのアルチュン・キリヤン(Arutyun Kiviryan)氏、NASAのクリス・バーチ(Chris Birch)氏とケイラ・バロン(Kayla Barron)氏も同ミッションに参加する (C)SpaceX
1977年生まれの諏訪理氏は、プリンストン大学大学院地球科学研究科を2007年6月に修了し、2008年1月には青年海外協力隊にてルワンダに派遣された経験を持つ。その後、国際連合・世界気象機関や世界銀行を経て、2023年7月にJAXAに入構した。
JAXAで日本人宇宙飛行士候補者として基礎訓練を参加・修了した同氏は、2024年10月に宇宙飛行士として認定され、2026年1月にはISS長期滞在搭乗員として指名されていた。
諏訪氏は自身の公式X(Twitter)アカウントでミッションポスターとミッションパッチを公開。さらにミッションスローガンとして「つなぐ。ひとりじゃ届かない、その先へ。」を掲げ、「地球からISSへ。ISSから月へ。そして、その先へ。そして宇宙で得たものを、再び地球へ。人々の暮らしや社会の発展、地球が抱える課題の解決へとつないでいきたい」とミッションにかける想いを語っている。
私のミッションポスターとミッションパッチも、ここで初公開です!🚀
— 諏訪 理/Makoto Suwa (@AstroMakotoSuwa) September 27, 2026
ミッションスローガンは、
「つなぐ。ひとりじゃ届かない、その先へ。」
色々な想いを込めました。… pic.twitter.com/ZL9YfgbIkX
米国航空宇宙局(NASA)は今回のCrew-14ミッションを「将来の月・火星探査ミッションに向けた科学的調査と技術デモンストレーション」と位置づけており、メンバーとして諏訪氏のほかにNASAのクリス・バーチ(Chris Birch)氏とケイラ・バロン(Kayla Barron)氏、Roscosmosのアルチュン・キリヤン(Arutyun Kiviryan)氏が参加する。
諏訪理宇宙飛行士のコメント
クルードラゴンへの搭乗を、今からとても楽しみにしています。竜が力強く大空へ舞い上がる姿を思い描きながら、自分もその機体に乗って宇宙へ向かう日を心待ちにしています。ここまで来ることができたのは、多くの関係者の方々、いつも応援してくださる皆さん、そして家族の支えがあったからこそです。感謝の気持ちを胸に、ミッションに挑んでまいります。
打上げまでには、まだ多くの訓練が待っています。一日一日を大切にし、全力で楽しみつつ一歩ずつ着実に準備を進めていこうと思っています。そして、宇宙で得た経験や感動を地球へ持ち帰り、その魅力や価値を多くの方々にお伝えするとともに、宇宙開発の成果を少しでも社会へ還元できるように努力を続けていきます。引き続き応援をどうぞよろしくお願いいたします。