Windows Latestは2026年9月22日(現地時間)、「Microsoft engineer explains what made Windows 7 take 30 seconds to show the desktop」において、Windows 7で単色の壁紙を設定すると、ログイン後のWelcome画面が意味もなく30秒間表示される不具合の原因を解説した。
これはMicrosoftのRaymond Chen氏が2025年4月28日に公開したブログ記事を伝える内容だ。この不具合はWindows 7のリリース直後から確認され、修正に数カ月もの時間を要したという。
原因は壁紙の読み込み完了を知らせる通知漏れ
Windows 7ではログイン後に各種コンポーネントの読み込みを進め、すべて正常に読み込まれるか、または30秒のタイムアウトを過ぎるとWelcome画面からデスクトップ画面へと切り替わる仕組みを採用していた。そのため、コンポーネントの1つが正常に動作しないと、ユーザーは常に30秒間待たされることになった。
通常、コンポーネントの読み込み処理は短時間に完了し、30秒間待たされることはない。ところが背景を単色に設定しただけで不具合が発生した。
原因はコンポーネントの読み込み完了通知を待つ仕組み自体にあった。画像を壁紙に設定した場合はビットマップを読み込み、描画後に完了信号が送られる。一方、単色ではビットマップを読み込まないため、この処理が実行されなかった。その結果、壁紙を処理するコンポーネントの完了通知が発生せず、Windowsはタイムアウトまで通知を待ち続けた。
拍子抜けするような理由だが、この解決には4カ月ほどの時間がかかったとされる。それまでの間、ユーザーは単色の画像ファイルを設定するなどして、問題を回避する必要があった。
デスクトップアイコンの非表示でも同様の不具合
Chen氏は、グループポリシーにも同様の不具合があったと説明した。新しいポリシー「デスクトップアイコンを非表示にする」を追加した際、壁紙と同じ30秒の遅延が発生したという。
これは初期化処理を修正した際、デスクトップアイコンの「表示」条件に「デスクトップアイコンの完了通知」を含んだことで発生した。ポリシーを有効にするとデスクトップアイコンが非表示となり、読み込み完了通知が発生しなくなった。