Microsoftは、9月のセキュリティ更新プログラムを適用したWindowsの一部環境で「ファイル履歴」が正常に機能しない不具合が確認されたことを明らかにした。

ファイル履歴は外付けドライブやネットワーク上の保存先にファイルをバックアップするWindowsの標準機能だ。不具合はWindows 11およびWindows 10の複数バージョンで発生し、バックアップの作成または更新に失敗する可能性があるという。

  • Windows 11の「Windows Update」画面

    Windows 11の「Windows Update」画面

不具合が発生する更新プログラム

Microsoftは、不具合の影響を受けるWindowsのすべてのバージョンや更新プログラムを一覧では示していない。BetaNewsがMicrosoftの情報をもとにまとめた、不具合の影響を受ける可能性があるWindowsのバージョンと更新プログラムは次のとおり(参考:Microsoft warning that September’s Windows update is breaking File History - BetaNews)。

  • Windows 11バージョン26H1 - KB5124012
  • Windows 11バージョン25H2 - KB5124008
  • Windows 11バージョン24H2 - KB5124008
  • Windows 11バージョン23H2 - KB5122880
  • Windows 10バージョン22H2 - KB5122878
  • Windows 10バージョン21H2 - KB5122878
  • Windows 10 Enterprise LTSC 2019 - KB5122876
  • Windows 10 Enterprise LTSC 2016 - KB5123099

「ドライブを再接続してください」と表示、バックアップに失敗

対象の更新プログラムをインストールすると、ファイル履歴によるバックアップの新規作成および更新に失敗する可能性がある。具体的な症状は次のとおり。

  • 互換性のあるバックアップドライブを正常に接続している状況下で「ドライブを再接続してください」と表示される
  • 「前回のバックアップ」のタイムスタンプの更新に失敗する
  • 以前にバックアップしたファイルに対して「以前のバージョンは利用できません」と表示される
  • イベントビューアーに、FileHistory.exeやKERNELBASE.dllに関連するアプリケーションのクラッシュイベントが記録される

Windows 11では修正プログラムの配布を開始

この不具合は9月22日以降にリリースされた更新プログラムによって修正された。Windows 11の場合は、プレビュー更新プログラム(KB5124006やKB5124010など)をインストールすることで修正される。Windows 10は解決に向けた取り組みが進行中で、修正プログラムは10月の拡張セキュリティ更新プログラム(ESU: Extended Security Update)以降が見込まれる。