GitHubとイェール大学とが共同で今夏に行った米国内ユーザーを対象とした調査結果では、GitHubを利用する開発者たちが一般と比較して地球温暖化や環境問題に関心が強い傾向を示す。

米国のGitHubユーザー1093人を対象に行った調査では、86%が地球温暖化は起きていると答え(米国一般成人68%)、地球温暖化が自分にとって少なくともある程度重要82%(米国一般成人65%)、将来世代に少なくともある程度の害を及ぼすと考える82%(米国一般成人68%)、地球温暖化について心配している79%(米国一般成人66%)、地球温暖化が自身に少なくとも一定程度の害を及ぼすと考える68%(米国一般成人45%)と一般成人と比較して関心が強い傾向がみられる。

冗長なコードを嫌い、可読性や保守性のためにリファクタリングを行う文化があるソフトウェア開発。そこに携わる開発者たちは、効率的なソフトウェアの重要性を認識する。効率化が可能な環境やエネルギー問題に目が向くのは、自然な傾向であるとも考えられる。調査では80%がよりエネルギー効率の良いコードを書くためのツールに関心を示し、78%がソフトウェアの環境負荷を軽減するためのベストプラクティスを学びたいと回答している。にも関わらず、実際には10%しかそれらを実現できていない。

  • レポートより

    レポートより

GitHubのPaull Young氏は、計測可能な無駄を効率化する出発点として以下の4つの領域を公式ブログで示している。

コード :繰り返し計算、非効率なアルゴリズム、不要なメモリ割り当て、キャッシュ可能な高コストな処理。
データ :過剰フェッチ、無制限のクエリ、キャッシュの不足、バッチ処理されるべきデータベース呼び出し。
ネットワークとI/O :重複したリクエスト、イベント駆動型であるべきポーリング、過大なペイロード、圧縮の欠如。
フロントエンド :不要なレンダリング、画面外のアセットの事前読み込み、より小さなフォーマットで済むはずのメディア。

大規模なリポジトリでは、GitHub Agentic Workflowsで動作するDaily Efficiency Improverのようなエネルギー効率に重点をおいたリポジトリアシスタントを使うのも効果的であると紹介している。コード、データ、ネットワーク/I/O、フロントエンドなど動作全体にわたる改善機会を特定し、測定可能な変更を実施するなど日々の効率化をサポートする。

  • Daily Efficiency Improver

    Daily Efficiency Improver