自分の国は自分たちの手で守る 【 私の雑記帳 】

戦後80年余の模索

 

 日本の戦後80年余を振り返ると「敗戦直後、占領軍(GHQ)から与えられた民主主義の中で日本はやってきた」という声は多い。

 国を守る安全保障は米国の傘に入り、自らは経済の道をただひたすらに走ってきたというのが戦後の日本の姿である。

 1940年代の第2次世界大戦は、日・独・伊の同盟国と、米・欧、旧ソ連(現ロシア)と中国などの連合軍との戦いで、連合軍が勝利。日本は1945年(昭和20年)に敗戦国となり、再出発することとなる。

 その時に、日本の武力放棄が決められ、今の『平和憲法』が制定された。

 連合軍のリーダー・米国からすると、ドイツ、日本の戦力を削ぐために、再軍備はさせないというのが、戦後のスタート地点ではあった。「ビンのフタさえ閉じておけば、中の水はあふれ出ない……」という〝ビンのフタ論〟の実践である。

 しかし、現実はその思惑とは真逆に変化していく。東アジアでは、終戦の5年後(1950)に朝鮮戦争が起き、米軍は朝鮮半島南部(現韓国)を防衛するために、連合国軍として韓国を死守する。

 この頃から、日本も警察予備隊(今の自衛隊)を結成し、日本防衛を自らの手で果たそうという声が高まる。

 これは米国の要請でもあったが、日本国内にも危機感を持つ人たちがいて、その後、日本の自衛力を高める動きにつながった。

 自分の国は自分たちの手で守る─―という、ごく当たり前の事の実践である。

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