
土地の仕入れから賃貸管理までの一気通貫で、城南3区に特化したRC造のマンションを展開
「入居者にとって住み続けたくなる物件であり、不動産オーナーにとっては何年経っても資産価値の落ちない物件になる」
東京の世田谷区・目黒区・渋谷区の城南3区を中心に鉄筋コンクリート(RC)造の新築1棟マンションによる不動産投資支援事業を展開。年間約30棟の供給規模を維持しながら成長してきた。業界が資材高騰や人手不足に直面する中でも安定した供給を実現できているのは、「土地の仕入れから設計・施工、販売、賃貸管理まで一気通貫の体制を築いている」からだ。
城南3区の賃貸需要は社会人需要で安定。一方で、まとまった広大な敷地があまり流通せず、建築制限もある難しいエリアだが、社員約250人中160人が設計・建築に従事するなど自社で施工部門を持っているため、「適正な建築原価が分かる」上に、2023年には建設会社の岩本組をグループ化したことで品質も担保している。
主力ブランド「グランデュオ」など26年3月期実績時点で、累計321棟を開発してきたが、入居率は98・6%で常時約40棟のプロジェクトが進行中。城南3区は年収5000万円以上かつ資産5億円超の超富裕層も多く、有力企業で働くビジネスマンも多いエリアでもある。「家賃が高い物件から先に成約していく」という。
長く住み続けたくなり、価値が下がらない物件として、高級賃貸レジデンス「ザ・グランデュオ」をはじめ、エアコンに頼らない空気循環設計や都市生活の中に100坪規模の森を取り込む設計など、「ものづくりの思想で作品と呼べるような物件の開発に力を入れている」
新たな一手は洗練されたデザインとホテルライクな空間・家具を備えたインバウンド向け短期滞在型レジデンスだ。住宅とホテルの間のニーズを狙う。2001年の創業以来、「ニッチトップ」を狙い続けている。
夏は週末に社員とカジキマグロ釣りに出かけるのが日課。「10時間以上も一緒にいるのでチームワークの醸成にもつながるんです」と笑顔が絶えない。