日鉄のUSスチール買収1年 設備投資額が膨らむ恐れも

デスク「2026年6月18日で、日本製鉄によるUSスチールの買収から1年が経ったね」 

記者「2027年3月期には、USスチールが事業利益ベースで1000億円の利益貢献になりそうだと発表しています。日鉄から派遣された技術者の指導などによる生産効率の改善が効果を出すことになりそうです。買収を指揮した副会長兼副社長の森高弘氏は『米国はなお成長している。世界最大の高級鋼のマーケットでポテンシャルがある』と話し、買収の成果を強調しています」 

デスク「日米ともに金利は上昇基調だが投資の負担は?」 

記者「モンバレー製鉄所(ペンシルベニア州)の設備投資額が1500億円から4000億円に増加する見通しであるなど、投資額の増加、さらにその金利負担は重荷です。今後、日鉄が低利で借り入れをするなど、グループの総力で賄う方針です。アジア市場を中国に握られた今、米国、インドでの成長がカギです」