
総務省が発表した2025年国勢調査の速報値によると、25年10月1日時点で外国人を含む日本の人口は1億2304万9524人で、20年の前回調査から309万6575人(2.5%)減少した。減少数、減少率ともに過去最大。都道府県別では、人口増は東京都と沖縄県のみで、45道府県で減少した。
1920年に始まった国勢調査は、全世帯を対象に5年に1度実施しており、今回で22回目。総人口は15年調査で初めて減少に転じ、3回連続のマイナスとなった。少子化による自然減の拡大が影響したとみている。
都道府県別では、人口減少率が最も高かったのは秋田で8.1%。次いで青森7.9%、岩手7.0%などとなった。39道府県で減少幅が拡大した。
減少数が最も大きいのは北海道で23万9000人、次いで静岡の16万4000人、兵庫の14万1000人。埼玉、千葉は統計開始以来初めて、神奈川、愛知は終戦直後の1945年調査以来の減少となった。大都市部でも人口減少が進んでいる。
人口増加率は東京が1.4%、沖縄は0.1%で、いずれも増加幅は前回から縮小した。最も人口が多い東京は1424万6000人と全国の11.6%を占めた。東京一極集中に歯止めがかかっていない。人口が最も少ないのは鳥取で52万4000人。
市町村別に見ると、全国1719市町村(東京23区を1市として計算)の90.6%に当たる1558市町村で人口が減少。10%以上減少した市町村は全体の27・7%を占めた。
総人口のうち男性は5977万8826人で、女性は6327万698人。単身世帯の増加により、世帯数は2.3%増の5712万4507世帯となった。1世帯当たりの人数は2.15人と過去最少を更新した。国連の推計によると、日本の人口はエチオピアに抜かれ、前回調査の11位から12位に後退した。
調査の回答率は80.7%、インターネットによる回答率は47.3%で前回調査(確定値)から9.4ポイント増えた。