「デジタル化の窓口」を運営するクリエイティブバンクは10月23日、全国の企業の会社員・経営者に向けて実施した「2025年 SaaS活用の実態」に関するアンケート調査を結果を発表した。調査は10月17日〜18日、1,243人を対象に行われた。
まず、業務で利用しているSaaSのジャンルについて聞いたところ、「コミュニケーション系」(31.5%)、「ファイル共有系」(22.1%)が上位となった。「いずれのSaaSも利用していない」の回答は29.9%となっており、SaaS利用率は約7割にのぼる事も分かった。
会社全体で利用しているSaaSについては、「9種類以下」が31.3%。22.9%が「10〜49種類」、11.6%が「50〜99種類」と回答している。
企業規模別に見ると、1人〜49人では「10種類未満」が62.1%にのぼっていたが、50人〜299人の中堅規模では「10〜49種類」が33.3%、「50〜99種類」が9.9%と利用が拡大する傾向が見られた。
次に、職場のSaaSで使われていないアカウントが放置されていることがあるか尋ねてみると、19.5%が「よくある」、38.9%が「たまにある」と回答した。
管理主体別では、「現場が管理している」場合は、全体の約9割で何らかの放置が発生している事が分かった。「現場と管理部門の共同管理」の場合には、「ほとんど放置されていない」の回答が34.5%にのぼっている。
SaaSの利用に関して、「スピードや柔軟性」と「管理や統制」のどちらを重視すべきだと思うか尋ねたところ、最も多かったのは「両立(バランス)を追求すべき」で37.9%となった。以下には「管理や統制を優先すべき」が33.0%、「スピードや柔軟性を優先すべき」は17.4%で続いている。





