Neowinは9月21日(米国時間)、「Microsoft Edge eats too much RAM? Here is how to limit memory consumption - Neowin」において、Microsoft Edgeのメモリ節約術を解説した。このテクニックを活用すると、主記憶メモリの少ないデバイスにおけるユーザーエクスペリエンスの向上につながるという。

メモリ消費リミッターを活用

Microsoft Edgeに限らず、Webブラウザは時として大量のメモリを消費することがある。消費量は表示しているWebサイトのページ数や、コンテンツの内容により大きく異なるが、メモリ不足に陥るとシステム全体の応答速度を著しく低下させることがある。

このような現象を軽減する方法として、NeowinはMicrosoft Edgeのメモリ消費リミッターの利用を提案している。メモリ消費リミッターはEdgeバージョン125以降に搭載された機能で、Edgeの設定→「システムとパフォーマンス」→「パフォーマンス」から調整することができる。

  • Microsoft Edgeのリソース制御の設定画面

    Microsoft Edgeのリソース制御の設定画面

この設定画面ではCPU使用率の調整、パフォーマンス検出器の有効/無効に加え、メモリ消費量の調整が可能。メモリ消費量を調整するには最下部の「リソースの制御を有効にする」を有効化する。

調整可能な項目はメモリ消費量と、その制御タイミングだ。デフォルトではデバイスに搭載されたメモリすべてを使用する設定となっているため、これをタスクマネージャーやリソースモニターと相談しながら適宜減少させる。次にタイミングを「PCゲームの最中」と「常に表示」のいずれかから選択する。前者はゲーム中のみ制限が有効となり、後者は常に制限し続ける設定となる。

Edgeの速度向上には寄与しない点に注意

メモリー消費リミッターはシステム全体への影響を軽減する目的で提供されており、Edgeの速度向上には寄与しない。Edgeの利用時にシステムが重くなるなどの現象が確認された場合に活用することが望まれる。

Neowinは最良の結果を得るためとして、「スリープタブでリソースを保存する」も合わせて有効化することを推奨している。