2025年後半にはボード単体での提供も計画されるRadeon AI Pro
Q:続いてはRadeon関係の質問です。Radeon RXの売り上げは順調と聞いていますが、Radeon AI Proはどうでしょう?
A:まだ判らない。というのはRadeon AI ProとThreadripperをシステムインテグレーターが販売できる様になったのはほんの1か月前の事で、まだ製品に対する市場の反応を観察する初期段階にある。
顧客は(NVIDIA以外の)選択肢を常に探しており、AI推論のための低コストソリューションに対するニーズは非常に高い。それはビジネスの場合と個人がローカルで使う場合の両方ともにだ。Radeon AI Proは普及には少し時間がかかるかもしれないが、AIがあらゆる分野で活用されるようになる事を考えると、非常に高い採用率を見込める製品と考えている。AIはコンピュータサイエンスや開発を学ぶ学生であろうと、ビジネスでAIを日常的に活用する必要がある企業であろうと、誰もが学び、活用していく必要があるからだ。そしてのタイミングでRadeon AI Proのような製品を市場に投入するのは最適なタイミングだと考えている。
Q:成功できそうかどうかのめどが付くのはいつごろを見込んでいるのでしょうか?
A:これには2つの要素が関係する。1つは製品が広く利用可能になることであり、我々はシステムビルダーと共同で事に当たる戦略を取った。日本にはRadeon AI Proを提供するシステムビルダーがいくつか存在する。今年後半には、ボード単体での発売も開始する予定だ。
2つ目はAMDのROCm Software Stackと関係する。ROCm 6.4やROCm 7をGPUと組み合わせる事で、そのポテンシャルを最大限に引き出せる。我々はこの2つの要素を同時に進め、エンドユーザーがAI推論をローカルで実行する際の良好な体験を提供したいと考えている。
Q:もう1つ教えてください。AMDは補助電源コネクタに8pinを推進していますが、Radeon RXはともかくRadeon AI Proの場合は1つの筐体に複数枚のGPUを指す場合が多いかと思います。一方で電源メーカーはGPU向け電源ケーブルを12VHPWRコネクタに切り替えつつあると思うのですが、この辺をどう考えてますでしょうか?
A:最近私が組み立てた2つのシステムは異なるAIBパートナーのものだったが、どちらも12VHPWRコネクタが搭載されていた。すべてのカードにこれが当てはまるわけではないと思うが、システムに4枚とか8枚のGPUカードを搭載する場合、ケーブル配線の簡素化に12VHPWRコネクタは貢献するし、各段に組み立てが容易になる。
Q:確認ですが、AMDのリファレンスカードは8pinコネクタ×2とか×3の構成になっていますよね。ただデザインガイドそのものは8pin×2/×3と12VHPWRコネクタの両方をサポートしているという事で良いのですか?
A:その通り。少なくとも我々はAIBパートナーに補助電源コネクタの種類を強制したりはしないので、あとはAIBパートナーの選択となる。
