車載向けUFS 4.1準拠のフラッシュメモリのサンプル出荷を開始
キオクシアは7月31日、車載機器向けのJEDEC UFS Version 4.1インタフェースに準拠した組み込み式フラッシュメモリ(UFS 4.1製品)のサンプル出荷を開始したことを発表した。
同社のUFS 4.1製品は128GB、256GB、512GB、1TBの4つの容量タイプがラインアップされており、サンプル出荷は、6月より1TBが開始されたほか、7月より128GBならびに256GBも開始された。
UFS 3.1製品比で2倍以上の性能向上を達成
自社の第8世代BiCS FLASH 3次元フラッシュメモリと独自設計のコントローラ技術を採用することで性能や機能を向上させており、従来のUFS 3.1製品(512GB)と比べ、シーケンシャルリードが約2.1倍、シーケンシャルライトが約2.5倍、ランダムリードが約2.1倍、ランダムライトが約3.7倍とそれぞれ性能向上を実現しており、これによりシステムの起動時間の短縮やデータ処理の高速化などを図ることができるようになるとする。
いずれもAEC-Q100/104 Grade2の要件を満たし、115℃までのケース温度をサポートすることで、車載機器に要求される信頼性と性能を提供することを可能としており、同社ではインフォテインメントシステム、ADAS、テレマティックス、ドメイン・コントローラや車載コンピュータなどといった次世代車載アプリケーションをターゲットとしている。
また、UFS 4.1に準拠したことで、既存のユーザーデータ領域を一時的なSLCバッファとして利用することで、容量を犠牲にすることなく、書き込み性能を向上させるWriteBoosterのバッファリサイズ機能やなどによるパフォーマンス最適化の柔軟性が向上したとするほか、診断機能の強化なども図られているという。
