電通デジタルは9月17日、企業におけるデジタルマーケティング活動の最適化を支援するため、マーケティング戦略および体制の課題整理から方針策定までを行う「MOps診断サービス」の提供を開始すると発表した。同サービスは約6週間程度で実施し、無償で提供する。

「MOps診断サービス」の概要

新サービスでは、「MOps(マーケティングオペレーション)」の構成要素を「マーケティング施策」「テクノロジー」「データ」「組織・プロセス」の4つに整理して現状の診断を行う。

そこから今後の方針として、マーケティング施策の最適化、テクノロジーやデータの効果的活用、組織・業務プロセスの再構築の実行案を提示することで、顧客理解の深化やマーケティングROIの最大化、市場変化への迅速な対応できる戦略と体制の構築を目指す。

具体的には、「事前情報収集」「ヒアリング・ディスカッション」「方向性と実行案の提示」という3つのステップによって進められる。

「MOps」の4つの構成要素に関する施策

「マーケティング施策」は、ビジネス目標およびマーケティング戦略を達成するため、オウンドメディア、メール、アプリ、LINE、ダイレクトメールなどを活用する。

「テクノロジー」としては、MA(マーケティングオートメーション)、CDP(顧客データ基盤)、DWH(データウェアハウス)、BI(ビジネスインテリジェンス)、CMS(コンテンツ管理システム)、機械学習、AIなどを活用する。

「データ」はマーケティング戦略の立案および各施策の源泉となるもので、市場データ、売上、顧客の属性・購買・行動データ、施策結果、アンケートを活用する。

「組織・プロセス」に関しては、「施策のプランニング→設計・実装→分析・改善の一連の取り組み」、データマネジメントなどを行う。