PFUは9月10日、給与支払報告書に特化したAI-OCRソフトウェア「DynaEye 給与支払報告書OCR」について、機能を拡大することを発表した。具体的には、読取項目を従来の65項目から全131項目に拡大。「個人別明細書」の「摘要欄」に加え、「総括表」の「法人番号」や「報告人員数」などの読み取りも可能となった。
さらには、既存の住民税課税支援システムなどと連携してDynaEye 給与支払報告書OCRのAI-OCR機能を利用できるようになる。自治体内で給与支払報告書のデータ入力業務を実施する場合には、AI-OCR対応の住民税課税支援システムを利用することで業務効率化が図れるとのことだ。
また、必要な項目だけを使いやすい順に並び替えてCSVファイルに出力する機能も追加。自治体によって異なる読取項目に柔軟に対応し、既存の後続システムの仕様に合わせて出力することで、スムーズな連携を実現する。
認識に使用した画像ファイルを低解像度に変換して保存する機能を新たに搭載した。認識に最適な高解像度のまま画像を保存するとファイルサイズが大きく保存容量も大きくなるため、解像度を下げることでファイルサイズを小さくし、保存容量が不足するといった課題を解消する。