TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPANデジタルは2月29日、製造現場のさまざまな課題に合わせ、複数のサービスを組み合わせて導入できるテンプレート型ソリューション「NAVINECT ラインビルド」シリーズの新製品として、品質保証のための検査に欠かせない計測機器の管理と校正業務に特化した「機器校正DX」の販売を2024年3月より開始することを発表した。価格は月額利用料が9万円(税抜)~、初期費用は別途必要となる。

機器校正DXの概要

機器校正DXは、製造工程で重量やサイズを測定するノギスやマイクロメーターなどの計測機器が正しく機能しているかを確認・メンテナンスする校正業務において、機器ごとの基本情報と校正作業の実績情報および所在情報をクラウド上で一元管理するサービス。

校正時期の通知や外部機関が発行する校正証明書などの関連資料を保存する機能も備え、校正作業の確実な実行による品質管理レベルの向上、計測機器の適切な管理・修理・維持、現場での管理負荷の削減に寄与するという。

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    機器校正DXの概要

機器校正DXの特徴

同社は機器校正DXの特徴として以下の3点特徴を挙げている。

計測機器に関する情報の一元管理と所在の見える化

型式などの基本情報や基準値等の校正マスター情報だけではなく、校正手順や校正証明書などの関連文書をまとめてクラウド上で一元管理することができる。また、個体識別用コード付き管理ラベルの発行により、コードをスキャンすることで校正機器の移動処理や所在管理を容易に行うことが可能。

校正業務のスマート化をサポートする 期限管理と帳票管理

いつまでに校正を行う必要があるかの期限設定や、期限が迫った際のアラートなど校正忘れを防ぐ機能を備え、確実な校正業務の実施をサポートする。また、校正の実績はタブレットやスマホで簡単に登録が可能。登録に使う帳票は帳票設計機能により現在使用中の記録表と同じイメージで設計ができるため、運用に大きな変更を与えることなくスムーズなデジタル化を実現する。

計測機器のトレーサビリティにより品質保証に貢献

校正の実績管理だけでなく、計測機器を利用した日常的な点検や生産記録の管理を同一のシステム上で行うことができる。これにより、校正済みの機器を適正に使用し各種計測が行われているかのトレーサビリティを実現できるため、現場の品質保証に貢献するとともに、計測機器のライフサイクルに合わせたシステム運用が可能。

同社は、NAVINECTを、製造業を中心にさまざまな企業に対して提供し、2025年度中に110社への導入を目指す方針。またTOPPANグループでは、デジタル化した製造現場の情報をもとに、企業間や消費者までサプライチェーン全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現することで、バリューチェーンの最適化に繋がるソリューション・サービスを開発・展開していきたい構え。