デル・テクノロジーズは10月23日、「Dell APEX Cloud Platform for Microsoft Azure」の提供を開始したことを発表した。同ソリューションはMicrosoftとのコラボレーションを基盤に開発した完全統合型のターンキーシステムであり、Microsoft Azureのハイブリッドクラウド体験をデータセンターとエッジ環境にまで拡張するものだという。

また、同ソリューションは「Dell APEX Cloud Platform」シリーズから初のソリューションとなり、Premier Solution for Microsoft Azure Stack HCI(Microsoft Azure Stack HCI向けプレミア ソリューション)となるそうだ。

Dell APEX Cloud Platformsはクラウドエコシステムの選択肢をオンプレミスまで拡張し、一貫した運用を実現しながらきめ細かいワークロード配分を可能にする、次世代インフラストラクチャーである。自動化したインフラの管理とオーケストレーション、SDS(Software Defined Storage)、次世代コンピューティングなどを組み合わせて提供する。

Azureハイブリッドクラウドの支援においては、Azure Arcとのネイティブな統合により、複数のオンプレミス環境とパブリッククラウドにわたる一貫したAzureの運用を実現している。同社によると、自動展開ウィザードを使用することにより、既存の統合システムと比較して展開に要する手順が88%削減されるそうだ。

なお、ライフサイクル管理においては、Microsoftのリリースから4時間以内に新たなリリースとパッチを即時提供するという。また、一元化したフルスタックのライフサイクル管理によって、常にインフラストラクチャースタック全体のコンプライアンス状態を維持することが可能だとしている。