学情は9月25日、企業・団体の人事担当者を対象に実施した「新入社員の勤務形態・新入社員研修の形式」の結果を発表した。有効回答数は555社。同調査では、WebセミナーやWeb面接など、就職活動におけるオンラインの併用が定着し、リアルでコミュニケーションを図るニーズも拡大している中で、2024年4月入社の新入社員の勤務形態・新入社員研修の形式について尋ねたもの。
2024年4月入社の新入社員の勤務形態は、「出社」が83.9%で最多となった。次いで、「出社とテレワークの組み合わせ」が11.9%、「入社し一定期間後にテレワークを実施」が4.0%となっている。
出社が多くなった理由については、「仕事を覚えるタイミングでは、出社のほうが適していると思う」「入社直後にテレワークは難しいと思う」「ゆくゆくテレワークも併用した勤務形態に移行するが、入社直後は出社して仕事を覚えてもらう予定」といった声が寄せられている。
また、2024年4月入社の「新入社員研修」の実施形式は、「コロナ前と同規模で、リアルで実施」が72.3%で最多となった。次いで、「オンラインとリアルを組み合わせて実施」が12.8%で次点となっている。
この結果については、「オンラインでも実施できる内容ではあるものの、リアルで実施したほうが同期同士のつながりが生まれると思う」「リアルのほうが、新入社員の理解度を確認しながら研修を進めることができる」「基本出社ではあるものの、Web商談やリモートワークの機会もあるので、リアルとオンライン両方のコミュニケーションに慣れて欲しい」といった声が寄せられている。