京セラドキュメントソリューションズは、同社が保有する複合機・プリンタ製品の主力生産工場2拠点において、2023年4月に100%再生可能エネルギー(再エネ)化を達成したことを発表した。
同社は、地球温暖化対策の国際的枠組みを定めたパリ協定の目標に基づいた長期環境目標を設定し、太陽光発電設備の導入や環境価値証書の取得などといった具体的な対策に取り組むことで、2030年までにグループ全拠点での100%再エネ化を目指しているという。
京セラドキュメントソリューションズベトナムは、複合機・プリンタの生産拠点に加え、研究開発機能を併せ持つ複合工場として稼働している。また中国の京セラドキュメントソリューションズ石龍は、複合機・プリンタ・OPC(有機感光体)ドラムの生産拠点として稼働中だ。
そして今般、これら2拠点で使用されるすべての電力を環境価値証書付きの電力に切り替え、100%再エネ化を実現したとしている。
なお、京セラドキュメントソリューションズでは今後、国内を含む各生産拠点にて、生産設備の省エネ化および再エネ導入、太陽光発電設備の設置などを組み合わせ、100%再エネ化を実現していくとする。さらにグリーンエネルギーの自己調達を推進するため、太陽光発電設備の増設を順次行っていくという。
同社はこれらの取り組みを行うことで、2026年には全生産拠点において年間約8.5GkWhの電力を賄える試算だとしている。