オルツは7月18日、LLM(Large Language Models:大規模言語モデル)である「LHTM-2」開発の経験を活用して、1750億パラメータ規模を含む各社個別のLLMの開発受託サービスを開始することを発表した。
LLMは対話や質問回答、アイデアの生成に加えて、設計次第では人事評価、市場調査、予測分析などの高度なタスクにも応用できる可能性がある。こうしたタスクは単純にLLMを適用するだけでは解決できず、さまざまなカスタマイズおよびチューニングを実施して最適な出力を実装する必要があるという。
そうした中で、同社は2019年から独自の日本語GPTモデルを保有しており、LHTM系の大規模言語モデルを適用したNulltitude、altBRAIN、AI通訳、AI GIJIROKUなど多数のプロダクト実装経験を有する。今回はこの経験を生かして、最短で低コストなLLMソリューションのコンサルティングから設計、開発などを手掛ける。約20憶円からとのこと。
また、LLMの開発と運用に関するノウハウを活用して、小規模ながら1750億パラメータ規模と同等精度以上のアウトプットを出力できる、リーズナブルなOptimalLLM開発も提供するとしている。数億円程度から構築可能だという。